【緊急警告】巨大地震を鎮めていた“黒潮大蛇行”がついに終息! 南海トラフと首都直下地震が来年2月までに本気で発生へ!

 一部の地震学者や筆者が南海トラフなど日本を襲う巨大地震の発生に「大いに関わる」としている黒潮大蛇行。今現在は止んでいるのだが、これが一時的なものでなく完全な消滅であれば、南海トラフ巨大地震首都直下地震が発生する可能性が高くなってくる。そして最新の長期予測は、黒潮大蛇行の完全終結を示唆する内容となっているので、決して看過することはできない。

※ 南海トラフ巨大地震とは

 南海トラフとは、四国の南の海底にある水深4,000m級の深い海のことで、西は四国沖から東は駿河湾内まで延びている。この領域では、約100~200年ごとにM8クラスの東海・東南海・南海地震が起きていて、この3つは連動して巨大地震となる確率が高い。

 過去の南海トラフ地震としては、東南海地震は1944年(M7.9)、南海地震は1946年(M8)に起きているが、東海地震は1854年の安政東海地震以来150年間起きていない。国が予測する発生確率としては、30年以内に東海88%、東南海70%、南海60%となっている。

※ 首都直下地震とは

 南関東直下地震のことで、関東地方の南部にて過去発生したM7クラスの大地震の総称。首都圏の中心地域であることから首都直下地震、東京に焦点を絞った場合東京直下地震、東京大震災などともいう。日本で想定される都市直下型地震の一つ。

■黒潮大蛇行と大地震発生の関係

 過去に起きた南海トラフ巨大地震は、(記録に残る)十数回のすべてが7~2月に起きているが、筆者は以前から何らかの理由があるのではないかと調査してきた。そして、その原因が”黒潮”にあるのではないかと考えるようになった。

 日本の南岸を西から東へと流れる海流である黒潮には2パターンの安定した流路(流れる道)があり、その1つが四国・本州南岸を南へ大きく蛇行する現象を黒潮大蛇行という。これが何らかの形で南海トラフで起こる巨大地震と関係しているのではないかと推測したのだ。

【緊急警告】巨大地震を鎮めていた黒潮大蛇行がついに終息! 南海トラフと首都直下地震が来年2月までに本気で発生へ!の画像1
ウェザーニュース(2017年9月29日)「12年ぶりに黒潮が大蛇行 生活への影響は?」より引用

 そして調査を進めたところ、黒潮大蛇行の期間がわかっている19世紀以降、すべての南海トラフ巨大地震は黒潮が大蛇行していない「直進期」(非大蛇行期)に起きていたことを突き止めたのだ。

 さらに、気象庁地震火山研究部(当時)の岡田正実氏による1981年の論文でも、黒潮大蛇行と南海トラフや南関東直下の大地震が、黒潮大蛇行が消滅した直後に起きやすいという説が提唱されていることがわかった。岡田氏は下図のように日本をいくつかのエリアに分け、過去の大地震を発生月別にまとめている。

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【図】岡田正実氏の論文より引用

 すると、南海トラフを含めた「B:黒潮域」のエリアでは、黒潮大蛇行が消滅した直後に大地震が多く発生していたことがわかった。この理由として岡田氏は、「日本南方の黒潮大蛇行が消滅すると,関東南岸から紀伊半島東岸にかけての潮位はかなり下降する. 同時に黒潮が移動(北上)する部分の海底(南海トラフ付近及びその南側)では水圧が上昇すると考えられる」と述べ、昭和東南海地震や大正関東地震(関東大震災)が大蛇行消滅直後に起きていたことを説明できると言い切る。つまり、大蛇行の発生中は潮位が上昇することで、高い水圧によって海底での大地震発生が抑制されるということのようだ。

■南関東直下地震も同様

 このような説があっても、黒潮大蛇行の存在が判明後に起きた南海トラフ巨大地震は過去4回にすぎないため、たとえすべてが黒潮の「直進期」に起きていたとしても、「たまたまではないか」という意見が出てきそうだ。そのため、筆者は過去の南関東直下地震まで含めて、発生当時の黒潮大蛇行の有無を調べてみた。すると、下記のような結果となった。

凡例:【大蛇行】黒潮大蛇行、【南海】南海トラフ地震、【南関東】南関東直下地震(M6.5~)

【大蛇行】1841年1月前後(開始・終了月不明)
【南関東】1843年03月09日:天保足柄・御殿場、M6.5
【南関東】1853年03月11日:嘉永小田原地震、M6.6~6.8

【大蛇行】1854年(開始・終了月不明)
【南関東】1855年11月11日:安政江戸地震(東京湾付近)、M6.9~7.4
【南関東】1856年11月04日:埼玉県中南部(埼玉県、内陸)、M6.0~6.5

【大蛇行】1890年~1891年(開始・終了月不明)
【南関東】1891年12月24日:山梨県東部(山梨県東部)、M6.5
【南関東】1894年06月20日:明治東京地震、M7
【南関東】1894年10月07日:東京湾付近、M6.7
【南関東】1895年01月18日:茨城県南部(茨城県南部)、M7.2

【大蛇行】1917年2月~1922年3月頃(約5年1カ月間)
【南関東】1922年04月26日:神奈川県東部地震、M6.8
【南関東】1923年09月01日:大正関東地震、M7.9、死者・行方不明者約10万人
【南関東】1923年09月02日:千葉県南東沖、M7.3
【南関東】1924年01月15日:丹沢地震、M7.3
【南関東】1931年09月21日:西埼玉地震、M6.9

【大蛇行】1934年03月01日~1944年前半(約11年間)
【南海】1944年12月07日:昭和東南海地震、M7.9、死者・行方不明者1,223人
【南海】1946年12月21日:昭和南海地震、M8.0、死者・行方不明者1,443人

【大蛇行】1986年12月~1988年7月(1年8カ月)
【南関東】1987年12月27日:千葉県東方沖地震、M6.7、死者2人

 こうして見ると、南海トラフと南関東直下で起きたM6.5以上の大地震は、17件中1件を除いて、すべて黒潮の直進期に発生していたことがわかる。例外の1件は、1987年の千葉県東方沖地震だ。黒潮と大地震発生の関係については、地震学者の間で定説になってはいないものの、このように反対意見が出そうにない“固い”データとなっている。

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