上祐史浩がトランプを危険視「麻原と同じパターン…」
ひかりの輪・上祐史浩がトランプを危険視する理由! 「麻原と同じパターン…」バイデン大統領就任後の世界も予言!
たとえ今回の選挙でトランプ氏が勝っていたとしても、新型コロナ対策の軽視や社会の分断を煽るような姿勢を見ると、そもそもが“不安定な政権”であり、(日本が)そこに頼っていたら痛い目に合った可能性もあると思います。いずれ米国の4倍の人口を抱える中国が経済面で米国を追い越す可能性は否定できませんから、今のうちから米国ばかりに頼るのではなく、この政権交代を機会として、インド太平洋の民主主義国家全体との同盟を地道に強化し、いわば総力戦で中国とバランスを保つ方が日本にとって長期的には良いことかもしれません。
――バイデンの経済政策はいかがでしょう?「バイデン・バブル」でダウも日経も値上がりしているようですが。
上祐 経済に関しては、基本的にはバイデン氏の方が自由貿易を推進する立場のため日中貿易は維持しやすいでしょうが、日本市場の開放圧力も強くなるでしょう。米国がTPPに戻ってきたら相当な要求をされることになります。また、トランプ氏の減税政策を止め、増税して社会福祉や環境分野に投資するそうですが、省エネが得意な日本企業にはチャンスかもしれません。電気自動車(EV)で出遅れ気味の日本の自動車産業にとっては吉と出るかはわかりませんが。やはり、一長一短といったところではないでしょうか。
――バイデン政権は安定した政権となるでしょうか?
上祐 バイデン氏は苦労人で、今まで辛抱を重ねてきたので、その安定性・忍耐力に期待しています。大統領への道のりは紆余曲折で、学生時代の不祥事の発覚や脳の大病、事故や病気で妻子を失った苦難も乗り越え、オバマ氏やクリントン氏などのスター政治家の影に隠れ、3度目の挑戦でやっと当選確実となりました。一番の心配は、数年先の健康問題で、就任する時には78歳ですが、米国人男性の平均寿命は76才。統計的に言えば任期中に死亡する可能性が3割はある年齢だそうです。大統領職は心身に負担がかかる上、過去の病気のこともあるので、無理せず体に気をつけ、周囲の若い優秀な人材を活用して、頑張ってほしいと思いますね。
■トランプ“最後の悪あがき”はどうなる!?
――今後、トランプ大統領がさまざまな疑惑で逮捕される可能性はあると思いますか?
上祐 トランプ氏は4年の間にさまざまな犯罪・違法行為が取り沙汰され、任期中は逮捕されない大統領特権で守られてきましたから、退任後に訴追される可能性が高いと言われていますね。
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