ロズウェル事件の秘密を握る元情報将校のトンでもない暴露とは? 宇宙人の解剖に関するトップシークレットも

画像は「getty images」より


 1947年7月、米ニューメキシコ州で起きた史上最大のUFO事件“ロズウェル事件”。70年以上経った今もその真相は包まれている。これについて、これまで多くの人々が証言を残しているが、中でも元陸軍情報将校のフィリップ・ジェームズ・コーソー氏の暴露は興味深いものだ。オルタナティブサイト「Mysterious Universe」(1月10日付)を参考に紹介したい。

 「ロズウェル事件」とは、1947年7月、米ニューメキシコ州のロズウェルから120キロほど離れた牧場に円盤型の飛行物体が墜落した“UFO墜落事件”だ。墜落した飛行物体はロズウェル陸軍飛行場の米軍に徹底的に回収されるが、墜落場所が牧場であったため見物人も多く集まり数々の目撃談(「飛行物体の中に宇宙人が乗っていた」など)が残されてしまう。また、米軍は7月8日のプレスリリースで、墜落物体を「空飛ぶ円盤(flying disc)」と発表したが、後に「気象観測用気球」であると訂正するなど不可解な点が多く、数々のUFO研究家や陰謀論者が米政府の隠蔽工作を疑ってきた。

 そうした中、1997年に著書『The Day After Roswell』を発表し、一石を投じたのがコーソー氏である。コーソー氏は、1942年にアメリカ陸軍に入隊後、ヨーロッパで情報将校として勤務。ローマのアメリカ対諜報隊長となり、第二次世界大戦中のユダヤ人難民1万人をローマからイギリス委任統治下のパレスチナに安全に通過させるよう手配した。また、教皇パウロ6世の個人的な使者を務めたりするなど重要な役割を担うなど、戦争の英雄としての評判を高めた。その後も、朝鮮戦争に従軍し、極東司令部諜報部から、北朝鮮の捕虜収容所を追跡していたという。軍人としての経歴はかなりのものである。

フィリップ・ジェームズ・コーソー氏。画像は「Mysterious Universe」より

 『The Day After Roswell』に見られるコーソー氏の主張はかなり大胆なものである。それによると、CIA初代長官ロスコー・H・ヒレンケッターが、企業利用のためのリバースエンジニアリングを目的として、ロズウェルで回収された宇宙人の技術を研究する極秘グループを結成。その結果、光ファイバー、レーザー、トランジスタ、暗視装置、集積回路チップ、ケブラー素材といった技術革新が生まれたというのだ。

 さらに、レーガン大統領が推し進めた80年代の戦略防衛構想「スター・ウォーズ計画」は、国家間の戦闘だけでなく、敵対的なエイリアンのUFOを撃退するためのものだったというから驚きだ。政府は宇宙人の先進的技術で儲けるために、ロズウェルの真実を隠していたとも。

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