【緊急・第三次世界大戦】「ロシアと中国の核戦争は極めて現実的」米軍高官発言!核武装した魚雷や超音速型…理由を全暴露

 世界がコロナ禍に覆われている中、アメリカではバイデン新政権が発足した。これによって国際関係に何か変化が訪れるのか。アメリカ戦略軍司令官は現在、冷戦終結以降最も核戦争のリスクが高まっていると警告している。

■米軍司令官「核兵器を無視することに慣れてしまっていた」

 バイデン新政権発足、ミャンマーのクーデター、中国の海洋進出とコロナ禍の中で年明けから国際情勢は予断を許さぬ緊張をはらみつつ推移してきている。予測できることであればまだしも、何か不測の事態が起こり得る可能性はあるのだろうか。

 アメリカ戦略軍のチャールズ・リチャード司令官は先日、ロシアや中国との核戦争は今や「非常に現実的な可能性」であるというショッキングな発言を行っている。この2カ国をはじめとする各国が、冷戦終結以降には見られなかった国際規範と世界平和を脅かす行動に出ているというのだ。

 英「Times」紙によると、アメリカ戦略軍の最高司令官はバイデン新政権で国の軍事予算が削減されるとの憶測の中で、憂慮すべき独自分析を発表している。

「Times」の記事より

 バイデン政権の新たな国防長官ロイド・オースティンは、国防総省でトランプ支持の疑わしい担当者の“粛清”を命じた。そしてアメリカ戦略軍で核攻撃能力とミサイル防衛を担当するリチャード司令官は、米国が過去20年間でテロ対策に焦点を合わせ過ぎていたと主張した。つまり冷戦後に仮想敵国の脅威を軽視していたツケが回ってきているというのだ。

 アメリカ海軍協会の学術誌「Proceedings」で研究論文を発表しているリチャード司令官は、安全保障への脅威を評価する際に我々は「核兵器を無視することに慣れてしまっていた」と言及している。

 彼はモスクワと北京が「冷戦の最盛期以来見られなかった方法で、そして場合によっては冷戦中に見られなかった方法で」国際秩序と世界平和に対抗心を見せたと付け加えている。

「ロシアや中国との地域危機は、通常の損失が政権や国家を脅かすと認識した場合、核兵器を含む紛争に急速に拡大する可能性があります。その結果、米軍はその主要な仮定を“核オプションは不可能”から“核オプションはきわめて現実的な可能性”へと移行し、その現実に向き合い核抑止するよう行動しなければならない。ソビエト連邦の崩壊以来、国防総省は大国間の競争、危機、または核保有国との直接的な武力紛争の可能性を考慮する必要はありませんでした。残念ながら、現在の情勢ではもはやそのような余裕はありません」(リチャード司令官)

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