ロープにしか見えない生物が存在していた! ゴミの不法投棄かと思いきや…正体は?

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 浜辺に鮮やかな色をしたロープ状の物体が落ちていたら、まず間違いなく人間によるゴミだと思うだろう。だが、時にはそれが生物の一部であることもある。科学ニュース「Live Science」(2月4日付)では、ロープにしか見えないユニークな生物について紹介している。

‘Pile of rope’ on a Texas beach is a weird, real-life sea creature (Live Science)

画像は「Live Science」より引用

 米テキサス州のメキシコ湾に浮かぶパドレ島国立海岸は、白砂のビーチが美しい観光名所である。今年2月1日、国立公園局のガイドがこの海岸で撮影した「ロープボール」の写真をFacebookアカウントにアップした。その画像には、砂浜に打ち上げられた絡みついた黄色いロープの山が写っていて、どう見ても海から流れ着いたゴミにしか見えない。だが、ゴミの不法投棄による海洋汚染に憤るのは少しだけ待ってほしい。実はこの黄色いロープはソフトコーラルと呼ばれるサンゴの一種なのだ。

 サンゴというと、宝石になるような硬い骨格を持ったものを想像しがちだが、柔らかな体を持つ軟質サンゴ(ソフトコーラル)も数多く存在する。浜辺で写真に収められたのはソフトコーラルの一種、ウミトサカ目のLeptogorgia virgulataという種類で、英語では「Colorful sea whip」と呼ばれているように、しなやかな鞭のような見た目をしている。一本の触手のように見えるが、よく見るとポリプという小さな軟体生物の群体だ。今回の写真は黄色だが、赤や紫、オレンジなど実にカラフルな色になる可能性があるという。

画像は「Live Science」より引用

 その姿から、浜辺に流れ着くと釣り糸や網などと勘違いされることが多いウミトサカであるが、もし見つけた場合はそのままにしておくほうがいいという。やがて自然に分解されて、浜辺の維持に役立つからだ。写真を投稿したガイドは、「是非覚えて、次にビーチを散歩するときに探してみてね」とコメントしている。

参考:「Live Science」「Marine Species」ほか

編集部

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