影の自己「シャドーエネルギー」と出会う方法とは!? 向き合い、打ち勝ち、全的統一の先にある“最良の境地”を解説!

誰もが持つ“影の自己”を乗り越える方法をオルタナティブメディア「Collective Evolution」(2月14日付)が教えている。
「最も必要なものは、最も見たくないところにある。しかし、意図的に探さなければならない。それがあなたを追いかけてくるならば、あなたは獲物になるが、あなたがそれに立ち向かえば、超越することができる」
これは心理学者ジョーダン・ピーターソンの言葉だ。自己のうちにある影を私たちは抑圧し、他の人から、そして自分自身から見えないようにしている。影は己の弱さに起因する。たとえば、何か自分がしたことに対し賞賛を求めても、その気持ちを表に出さず、偽りの謙虚さでそれを隠す。そして求めていた賞賛が得られなければ憤慨する。他にも自分が他人に重要だと思われたい気持ちを拒絶の恐怖のために、それを相手に伝えず隠してしまうなどがある。その結果生まれるのが、犠牲者として振る舞うことで周囲を支配しようとし、偽の謙虚さや道徳的優越感などの操作によって尊敬を得ようとする影の自己である。
この影と向き合うことは非常に難しく、また自己の意志だけではどうにもならない部分もある。影と向き合うことは、人間としての全体性を受け入れることであり、スピリチュアルな営みとなる。
全体性への統合は、生涯にわたり、また魔術的なプロセスを必要とする。己に完全に誠実であるとき、神や運命とのすべての取引を放棄し、自分が本質的に傷つきやすい存在であると認めた時に統合は起こる。
「Collective Evolution」は具体的な方法に触れていないが、自己の影と向き合うためには、自己の弱さを自覚する日々の気付きが不可欠なようだ。ジョーダン・ピーターソンが「あなたがそれに立ち向かえば、超越することができる」と指摘しているが、不思議なことに負の感情は自分によって認識されることで消え去る性質を持っている。怒りも爆発する前に気づかれれば消えるし、嫉妬や不安も、それが生まれる瞬間に気づかれれば跡形もなく消える。仏教僧らによると、そうした負の感情は無くなりはしないが、川の水が一時も同じ場所にとどまらないようにすぐに流れてしまうという。ここまで来ると非常にスピリチュアルな話になってしまうが、生涯を通して実践する価値はあるかもしれない。
影の自己は自分の弱さや臆病さによって生まれるが、一切の不安も恐怖もなくなった全的な統一がなされた時には、何が起こっても準備ができている心が軽く安らかな状態(軽安)に入り、死の恐怖にさえも問題にならないからだ。これ以上素晴らしいことがあるだろうか?
参考:「Collective Evolution」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊影の自己「シャドーエネルギー」と出会う方法とは!? 向き合い、打ち勝ち、全的統一の先にある“最良の境地”を解説!のページです。エネルギー、仏教、精神、自己、弱さ、ジョーダン・ピーターソンなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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