【史上初】ついに南極の氷の下で“謎の生命体”が発見される! 「いるはずない」科学者も戦慄、生物の常識が覆える事態!
南極の厚い氷の下で、ついに謎の未確認生命体が発見された――!
■暗く冷たい南極の深海に生物を発見
南極の棚氷(たなごおり)は、南極大陸を接続する浮き筏であり、広大な面積を誇る。それらの全体面積は150万平方キロメートル以上で、南極大陸棚の約3分の1にも及ぶ。そして、その氷点下の海域は、私たちの地球上で最も住みにくい環境の1つだ。
現在まで、南極の棚氷の下にあるものについては、調査はほとんどされていなかった。
しかし今回、英国南極観測局のジェームズ・スミスとポール・アンカーは、その海域の調査に及んだ。その結果、南極の海洋生物は、凍りついた世界に驚くほど適応していることが分かったという。
研究者たちはまず、900メートルもの厚さに及ぶフィルヒナー・ロンネ棚氷を掘削し、カメラをその穴に投入した。科学者たちの当初の目的は海泥のサンプル採取だったが、カメラには意外な映像が捉えられていた。
光や暖かさから遠く離れている海底(棚氷の端から260キロメートル、氷の下890メートル、海底の深さ1233メートルの地点)で、1つの岩が見つかった。そして驚いたことに、その岩には生物が付着していたのだ。
それらの生命体とは海綿動物、ホヤ、ヒドロ虫、岩に付着する甲殻類、刺胞動物、またはゴカイ等の22の海生物であったという。南極の氷床の下で、これらの生命体が発見されたのは初めてのことである。
また映像には小さな魚、クラゲ、ミミズに似た生物、甲殻類などが移動している様子が映っており、生命が南極の氷の下に存在することがわかる。しかし、1つの場所に付着して生活する生物が、光合成が可能な海上からはるかに遠く離れているのに、生息していることが非常に予想外だったと研究者は語る。
「彼らがそこにいるべきではない、あらゆる理由があります」と映像を分析した英国南極観測局のヒュー・グリフィスは言う。グリフィスは、ろ過摂食動物は、マイナス2度の海水によって運ばれる栄養素で生き残れると考える。
しかし謎は、カメラに映った岩が明白な栄養源から260キロメートルも遠く離れていることだ。
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