「世界報道自由度ランキング」最新版で日本の評価がヤバすぎる! 「韓国より数段劣る」日本の報道規制の実態!

 民主主義において、報道の自由は基本的かつ必要不可欠な原則である。しかし現在、世界の人口のほぼ半数は、自由な内容のニュースや情報にアクセスできていないのが実情なのだ。


■世界報道自由度ランキング、日本は66位

 国境なき記者団(RSF)は毎年180カ国と地域を対象として、「多元性、メディアの独立性、自己検閲、法的枠組み、透明性のレベル」を評価し、「世界報道自由度ランキング(World Press Freedom Index)」を発表している。

 このランキングは、世界中の専門家が記入したアンケートへの回答、そして130カ国の特派員が評価した内容を、独自の評価基準と数式に当てはめて評価値が作成されるもので、20年間毎年発表されている。

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「Forbes」の記事より

 2020年のランキングは下記の通りだ。

1位:ノルウェー
2位:フィンランド
3位:デンマーク
4位:スウェーデン
5位:オランダ


11位:ドイツ
16位:カナダ
26位:オーストラリア
35位:イギリス
42位:韓国
43位:台湾
45位:米国
66位:日本
140位:タイ
149位:ロシア
158位:シンガポール
175位:ベトナム
177位:中国
最下位:北朝鮮

 4年連続で第1位はノルウェーだ。それにフィンランド、デンマーク、スウェーデンと北欧諸国が続き、第5位にはオランダが名を連ねる。

 日本は昨年とほぼ同じで66位。2010年には11位まで順位を上げたが、次第に順位を下げた。

 日本が韓国(42位)、台湾(43位)、米国(45位)より、報道自由度が低いと評価された理由として「編集方針が経済的利益を優先する『系列』に左右されること」、「フリーランサーや外国人記者への差別」が指摘されている。

 ランキングを発表したRSFは、新型コロナウイルス感染が深刻な国では、当局による情報規制が強まっていることを指摘している。

 中国ではコロナ発生時から報道を厳しく規制し、事実を報じようと試みたメディアや個人が次々に拘束された。またコロナ感染患者数が深刻なイラン(173位)でも、感染拡大に関して政府を批判した記者が当局に拘束されている。

 しかし一方、報道自由度が高いはずの米国では、拡散された陰謀論によって、米議会が襲撃されるという、まともな民主国家とは到底思えないような事態も起きている。

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