【衝撃】標的が一瞬で“蒸発”! 米軍の最新兵器・超短パルスレーザー「UPSL」がスゴい! 構想40年、世界各国が恐怖!
米軍が最新鋭のレーザー兵器を開発中だ。その第一の目的は、すでに脅威となっているドローン兵器に対処するためである。
■新開発した超短パルスレーザー「UPSL」の実力とは
2019年9月にサウジアラビア東部の石油生産プラントを標的として行われたドローン攻撃「サウジ石油施設攻撃」は、ドローンを駆使した次世代の戦闘を先取りしたものとして各国が危機感を募らせた。
急激に機能を向上させているドローン兵器はすでに戦場で大きな脅威となっているが、今後もさらに進化を遂げることが見込まれている。もちろん人員を失うことなく大胆な攻撃を仕掛けられる点もドローン兵器の大きなアドバンテージだ。
高まり続けるドローン兵器の脅威に対処すべく、現在米軍が開発を急いでいるのが現在のシステムよりも100万倍強力な最新鋭のレーザー兵器である。
従来のレーザー兵器は、ターゲットが溶けるか発火するまで連続でビームを発射して攻撃するのだが、戦術用に新開発した超短パルスレーザー(ultrashort pulsed laser、UPSL)は、短いパルスのようなバーストを放出して攻撃する。わずか200フェムト秒(1フェムト秒=1000兆分の1秒)でテラワットの出力に達するということだ。
そのごくわずかな時間でもUPSLは敵ドローンを“蒸発”させる可能性があるという。また、このようなレーザーバーストはその近くの電子システムを混乱させ、事実上の電磁パルス(EMP)攻撃になると考えられている。ターゲットにしたドローン以外にも、付近のドローンを機能不全に陥らせることができるのだ。
米軍は2022年8月までに、この最新鋭レーザー兵器UPSLの実用的なプロトタイプを作成することを目指している。
米軍はレーザー兵器に多額の投資を行っており、敵のドローン、迫撃砲、ミサイルを自軍兵士の身を危険に晒すことなく遠隔から撃墜することを目的としている。
科学系メディア「New Scientist」によると、このレーザーシステムは「ドローンやミサイルのような小さくて動きの速いターゲット」を対象にしているという。
中小企業技術革新研究プログラム「Small Business Innovation Research」の特設サイト上の簡単な説明によると、「現在の高エネルギーレーザー(HEL)兵器システムは、主にキロワット単位の出力を持つ連続波(CW)レーザー光源で構成されている」という。これらのシステムは、ターゲットを「燃やして溶かす」か、あるいは敵機の光学センサーを機能不全にするのである。
目標は「陸軍関連のプラットフォームで使用するのに十分なサイズ、重量、出力、および耐久性を備えた超短パルスレーザー(USPL)システムを開発すること」であるということだ。
■続々と開発される指向性エネルギー兵器
レーザー兵器システムの話は、少なくとも1980年代にさかのぼり、ロナルド・レーガン大統領の「スターウォーズ計画」のような戦略防衛構想に端を発している。
トランプ政権下で陸軍にはさまざまな指向性エネルギー兵器の新しい戦略が承認されている。計画には、ミサイルを撃墜するレーザー兵器と、敵の発射体が役に立たなくなるまで亜原子粒子で攻撃する「中性粒子ビーム」が含まれる。
昨年10月には、ボーイングとゼネラルアトミックスは、ミサイルを空から発射できるレーザー兵器のコラボレーションを発表した。「HEL」(High Energy Laser、高エネルギーレーザー)システムには、さまざまな防空およびミサイル防衛用途に対応するために250キロワットまで増やすことができる100キロワットのビームが装備される。
レーザーは「増え続ける新たな脅威を打ち負かす」ように設計されており、独立したシステムとしても、または統合された地上車両、船舶、航空機に搭載して使用できるようになると両社は述べている。
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