【衝撃】地球が“平面”な時代が本当にあったと判明! 研究で確認、地球平面論者も歓喜か!?
「かつての地球は、海面と平地だけが延々と広がる起伏のない星だった」という驚きの最新研究が、先ごろ「サイエンス」誌に発表されて大きな話題を呼んだ。
■地球の地形に起伏がない「単調な10億年」があった
一聴したところ、米英でその会員が急激に増えているという「地球平面協会」(地球が球体ではなく、平面体であるという信念を支持する団体)メンバーを大いに喜ばせる話題かもしれない。ちなみに、地球平面協会は1956年から存在する団体で、現在その規模は20万人以上に膨れ上がっているという。
しかし、今回はれっきとした科学者たちによる研究で、あくまでも「地球は球体」という事実を前提とした研究である点をまずは指摘し、本題に入りたい。
さて、今回の発見は、地殻に含まれている柔らかい銀白色の金属「ユウロピウム」の結晶から始まった。
北京大学のミン・タン助教授が率いる科学者チームは以前、ジルコン結晶に埋め込まれたユウロピウムの量は、それらの結晶が形成された時代の地殻の厚さを示していることを発見した。ユウロピウムの量が多いほど結晶にかかる圧力が高かった、つまり、厚い地殻であったことを意味するのだ。
ユロピウムに関するこの発見によって、18億年から8億年前までの地球は、現在よりも薄い地殻に覆われ、ほとんど平らであったことが判明した。なんと10億年もの間、地球に山はなく、地球の表面はすべて海と平らな大地だったというのだ。
タン助教授は、その研究結果を「サイエンス・ジャーナル」に「中世紀(18億年~8億年前)のほぼ10億年の間、地殻変動の活動は停止、または少なくとも減速していた可能性が高い」と発表した。地殻変動は山を押し上げ、侵食を引き起こし、海洋環境を豊かにし、進化する生命を育む。そのようなサイクルが中断された場合、生命の進化は這うように遅くなるという。
事実、今回判明した10億年の期間は「退屈な10億年」と呼ばれ、生命の進化もほとんどなかった時期と重なることがわかっている。地球の歴史の中で最も単調な時期だったのだ。
それとは対照的に、その時代から3億年後と考えられるカンブリア紀は、今日私たちが目にするほとんどすべての動物群を地球にもたらした。地球は、「単調な10億年間」の間にゆっくりと進化し、そして地殻が厚くなり始めた時に急激に進化し始めたと思われる。
今回判明した10億年の間、地表には山が形成されなかったことで、地下のマントルから地球の表面に新しい栄養素が導入することもなかったと研究者たちは考える。そして、陸地の栄養素の不足は、水循環を通して海に入る栄養素の不足も意味した。リンやその他の必須元素の欠乏が、地球の海洋生物を飢えさせ、生産性を制限し、進化を停滞させた可能性があるというのだ。
しかし、なぜ10億年もの間、地殻変動は止まったのか?
研究者たちは、古代のヌーナ・ロディナ超大陸の創造こそがマントルの熱構造に影響を与えた可能性を考えている。
そして原生代の終わりにヌーナ・ロディナ超大陸が分断を初めたのと時を同じくして、海と山々は再び繁栄し始めたということだ。
地球の歴史にはまだまだ大いなる謎が、潜んでいるようだ。それらを完全に解決するには、さらなる研究が必要となる。
参考:「Big Think」、「Live Science」、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊【衝撃】地球が“平面”な時代が本当にあったと判明! 研究で確認、地球平面論者も歓喜か!?のページです。地球、地殻変動、三橋ココ、地球平面協会、中世紀、ユウロピウム、ロディニア大陸、プレートテクトニクス理論などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで