【3.11から10年】犬猫が飼い主に見せたガチ予知行動5例! 動物たちの行動を監視すれば大地震からサバイブできる!(決定版)
東日本大震災から早くも10年が経とうとしているが、このような大地震の発生直前に、飼っているペットの異常行動から地震発生を察知し、難を逃れた人々がいる。今回は犬と猫が地震直前に突然示した異常行動の瞬間を捉えた映像などを中心に紹介する。
■地震の直前に走り出した犬
まずは、海外の事例をいくつか紹介する。2010年1月10日16時27分(現地時間)に米カリフォルニア州北部沿岸で、M6.5の地震が発生した。この地震は「ユーレカ地震」と呼ばれ、35人の負傷者と多くの家屋が損壊するなどの被害をもたらした。この時、同州北部ハンボルト郡の都市ユーレカ(ユリーカ)のあるオフィスで飼われていたソフィーというメス犬(ラブラドールレトリバー雑種)が異常行動を示していた。
オフィス内の監視カメラが捉えていたというこの映像では、座ってくつろいでいたソフィーが、17:21:38(動画上部に記載)に突然立ち上がり、一目散に走って画面の外へと消える様子を確認できる。その時、デスクで座っていた男性が犬の様子に気づいて立ち上がった(17:21:43)瞬間、揺れが始まった。男性は避難して画面から消え、その後はオフィスの他の人々も走って男性に続いた。
その後に続く別カメラの映像では、17:21:46にソフィーが走っていく姿が収められている。どうやらソフィーは地震発生の4~5秒前に異変を察知して、即座に避難行動を取ったようだ。そのオフィスは建物の2階か、より上階にあったようだが、大きく揺れるS波と呼ばれる地震波よりも速く到達するP波を感知して行動を始めたのではないかと思われる。通常、地震発生時にはP波によって引き起こされる初期微動があり、人間もそれを感じることができるが、犬の方が敏感に察知したのだろう。
■30秒前に避難行動を取った犬と猫
次の例は、2011年8月23日13時51分(現地時間)に、米東海岸バージニア州の内陸で起きた「バージニア地震」(M5.8)時のもの。地震の数分前、やはり異常行動を見せる犬と猫がいた。その状況はペット用の屋内監視カメラで撮影され、現在はYouTubeで確認することができる。
その時、まずは犬が異常行動を起こし、次に猫が続いた。動画のタイムスタンプから時系列で書くと、以下のようになる。音声は録音されていない。
00:07 ソファの上に立って吠え始める。
00:37 周囲を見回したあとでソファから飛び降りた。
00:42 猫がどこからか現れ、ソファの下の隠れ場所に走った。
00:45 地震が発生し、カメラが若干上下に揺れ始めた。
反応が速かった犬は、何かしら異変を感じ取り、地震の約30秒前から吠えはじめた。これも、おそらくP波に反応したケースだろう。
■寝ていた犬が地震前に目覚めた
次は、ちょうど1年前の2020年3月18日0時9分(現地時間)に米ユタ州の内陸で発生した「2020年ソルトレイクシティー地震」(M5.7)の事例だ。これも屋内監視カメラの映像だが、同州マレーの室内で飼われていたベアーという名の犬がソファーの上で寝ていたところ、(動画開始)2秒頃から瞬きを始め、数秒後には突然頭を起こして周囲を伺う。そうするうちに強い揺れが始まった。そして24秒頃にソファを降りたところで動画は終わっている。飼い主はこの映像をSNSで共有することにしたという。
このケースでは、地震の約16秒前から犬が瞬きを始めたが、この時点で何かしらの前兆を察知したようだ。このマレーという町はグレートソルト湖の南岸にあり、震源から20kmほどの至近距離だったが、犬がP波を感じたとすれば、その割には到達時間が非常に速かったようだ。
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2024.10.02 20:00心霊【3.11から10年】犬猫が飼い主に見せたガチ予知行動5例! 動物たちの行動を監視すれば大地震からサバイブできる!(決定版)のページです。ペット、猫、3.11、百瀬直也、犬、東日本大震災、監視カメラ、ニュージーランド、被災地、地震、ラニーニャ現象、ハムスター、P波、S波などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで