スエズ運河事故はファラオの呪い!? 他にも大事件・事故が多発、4月3日に不吉なミイラパレードを予定していた!

 3月29日夜(日本時間30日未明)、スエズ運河で座礁していた大型コンテナ船の離礁作業が成功し、運河の通行がようやく再開したとの発表があった。同月23日の事故発生以来、スエズ運河の周辺では大型船が実に422隻も足止めされていたといい、世界を巻き込んだ大事故はようやく収束に向かいそうだ。そんな中、現場となったエジプトで「事故はファラオの呪い」という噂がまことしやかに囁かれているという。オカルトニュースサイト「Mysterious Universe」(3月30日付)が報じた。

Curse of the Pharaohs Being Blamed For Jammed Suez Canal and More Disasters (Mysterious Universe)

画像は「BBC」より引用

 古代エジプトの王家の墓を暴いたり、ミイラを冒涜したりした者にはファラオの呪いがかけられるという。では、スエズ運河であれだけの事故を起こすほどの呪いとは、一体どんな行為に対する報いだというのか?

 SNSなどで呪いの原因と指摘されているのは、4月3日に首都カイロで開催予定の「ミイラパレード」である。これは、エジプト考古学博物館に収蔵されているミイラを国立エジプト文明博物館に移動させるのに伴って行うイベントであり、ラムセス2世やセティ1世など古代エジプトの王や女王のミイラ22体や石棺が、古代エジプトを彷彿とさせる豪華な行列とともに移送されるとのことだ。

 実は、スエズ運河の座礁事故以外にも、この数日エジプトでは大きな事件・事故が多発している。3月26日には列車の衝突事故で19人が死亡、180人以上が負傷し、翌27日には違法建築の10階建てのビルが倒壊して25人が死亡した。またこの他にも、建設中の橋で橋脚が倒壊した、トンネルで火災が発生したという事件も相次いで起きているという。現地で頻発する不幸は、確かにファラオの呪いを彷彿とさせる。

画像は「Mysterious Universe」より引用

 この事態を受け、現地政府も呪いの否定にやっきになっているようだ。閣僚経験もあるエジプト考古学者ザヒ・ハワス氏は「呪いなど存在しない」と噂を一蹴し、ミイラパレードを「ファラオ自身も誇りに思うはずだ」と述べている。

 現地でも不安の声が高まっている中、4月5日に向けてミイラパレードの準備は着々と進んでいるようだ。これ以上の不幸が起きなければよいのだが……。

参考:「Mysterious Universe」ほか

TOCANA編集部

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