【警告】夏過ぎに「大地震の法則」発動か! 黒潮大蛇行で猛暑も確定、オリンピック開催どころじゃない悪条件多発!
■南海トラフ・首都直下は?
元気象庁・岡田正実氏や筆者の独自研究では、黒潮大蛇行は日本南岸で発生する大地震を「抑制」する傾向があり、過去の南海トラフ巨大地震や南関東(首都)直下地震は黒潮の直進期(非大蛇行期)に起きている。その理由について、大蛇行発生中は潮位が高くなり、海水の重みで海底の地震発生が抑制されるという説もあるが、はっきりしたことはわかっていない。
さらに、これも過去の記事で書いているが、日本で猛暑の夏となった時には、翌年にかけて大地震が多く起きていることも懸念事項となる。たとえば東日本大震災(2011年3月11日)も、前年の記録的な猛暑の後で起きていた。
ちなみに筆者は昨年10月の記事で「来年春までは十分すぎるほどの警戒を!」と強調していたが、筆者の予測通りに、2月13日に福島県沖地震(M7.3、最大震度6強)という被害地震が起きてしまった。猛暑と大地震の相関については地震学の世界で定説とはなっていないが、琉球大名誉教授の木村政昭氏が「気温の上昇が、地殻変動を引き起こすことは否定できません」(2018年8月23日付、exciteニュース)と語っているように、その可能性を認める科学者もいる。
■黒潮大蛇行のメリット・デメリット
こうして見てくると、黒潮大蛇行はわれわれに良い面と悪い面をもたらすことがわかってくる。悪い面としては、前述のように関東地方に猛暑をもたらす恐れがあること。そして良い面は、南海トラフ巨大地震を抑止する「守り神」的存在であるかもしれないことだ。
また黒潮の流路は、関東・東海の漁業にも大きな影響をもたらすことがある。水産技術研究所伊豆分場の資料によれば、可能性としてキンメダイが好漁になるというメリットもあるが、アワビシラス、サバなどの魚介類が不漁になる可能性もあるなど、デメリットも多いようだ。
いずれにしても、黒潮大蛇行という神秘的な現象が私たちの未来を大きく左右しかねない点だけはおわかりいただけるだろう。今後もその動向を見守っていきたい。
参考:「マイナビニュース」、「水産技術研究所伊豆分場(PDF)」、「伊勢新聞」、ほか
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