【緊急警告】トカラ列島の群発地震 → 巨大地震・破局噴火で日本滅亡の前兆か！「トカラの法則」発動の恐怖、科学者も預言者も警告！

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　今月9日の深夜から、トカラ列島近海で群発地震が始まり、15日までに有感地震が240回を超える異常事態が進行中だ。ネットやテレビでは、トカラ列島で群発地震が起きた後で大地震が続くという「トカラの法則」が話題になっているが、果たしてこれが実際に大地震や火山噴火につながる可能性があるのかどうか、検討してみたい。

■トカラ列島近海の群発地震は“破滅の前兆”か!?

　トカラ列島近海で起きている今回の有感地震は、4月9日22:30のM2.5に始まり、翌10日までの約1日のうちに108回も発生した。そして14日までの約5日間で240回を超えている。図は、気象庁の震度データベースで公開されたトカラ列島近海で4/9～10に起きた地震の震度分布だ。

　これほど多くの有感地震が短期間に集中する例は、長年地震のことを研究してきた筆者もほとんど見たことがない。ネット上で「大地震の前触れか？」と騒がれるのも無理もないことだ。

　しかも今回は、地震が始まってから「トカラの法則」という言葉がtwitterなどのSNSで話題沸騰している。これは、トカラ列島近海で群発地震が起きた後で、国内外で大地震が続くことが多いというもの。「トカラの法則」でツイート数を検索すると、15日16時現在、図のようにこれまで千件を超えるツイートが投稿されており、13日に149件とピークに達している。

■恐ろしい「トカラの法則」

「トカラの法則」は、いつ誰が言い出したのか不明だが、熊本地震が起きた2016年前後からネット上で広まったようだ。その説によれば、トカラ列島近海で10回以上の群発地震があった時には、その後に日本でM6クラス以上の地震が起きることが多いという。たとえ国内で揺れなくても、海外でM7クラス以上の地震が起きることがある、というのが主旨のようだ。

　筆者自身も、以前からトカラ列島近海の群発地震を注視しており、5年前の熊本地震発生の2カ月前となる2016年2月3日のブログ記事で、トカラ列島近海で群発地震が起きていることを紹介していた。この時には2016年2月2～14日にかけてM2～3クラスの地震が15回起きたが、その後に大きな地震が起きたかというと、下記のようにM6クラス以上の地震が短期間に集中して発生していた。

2016/02/15 03:09：鳥島近海、M6.0-、最大震度2
2016/04/01 11:39：三重県南東沖、M6.5、最大震度4
2016/04/14 21:26：熊本県熊本地方（熊本地震・前震）、M6.5、最大震度7
2016/04/15 00:03：熊本県熊本地方、M6.4、最大震度6強
2016/04/16 01:25：熊本県熊本地方（熊本地震・本震）、M7.3、最大震度7

　筆者が懸念していたことが現実になり、熊本地震では前震を含めて死者273人という甚大な被害地震となってしまった。

　さらに、同様のことは東日本大震災の前にも起きており、この時には2011年2月3～7日にM2～3 クラスの地震が13回起きていた。さらに、同年2月7日には同エリアでM5.1、最大震度3の地震も発生。その約1カ月後には三陸沖を中心にM6クラスを含めた前震が多発し、3月11日にとうとう東北地方太平洋沖地震（M9.0、最大震度7）が発生したのだ。

　もう一つ例を示すと、2000年10月2日に、M2クラスから最大のM5.9も含めて29回もの有感地震が1日で起きていた。では、その後に周辺で何が起きていたかというと、以下のような地震と火山噴火が続いたのだ。

2000年10月06日：鳥取県西部地震、M7.3
2000年12月～2002年12月：諏訪之瀬島で噴火
2001年03月24日：芸予地震、M6.7、死者2人
2001年12月18日：与那国島近海、M7.3、最大高20cmの津波
2002年03月26日：石垣島近海、M7.0

　この例のように、これまでの筆者の研究では、トカラ列島近海の群発地震の後では、西日本で大地震や火山噴火が続くことが多い。

 
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