【タイホラー通信】“死んだ女”がラジオに生出演 → 殺害されたと告白→翌日に事件化！ タイの心霊番組で起きた怪奇現象

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■女の死体とラジオには共通点が！

　放送翌日の新聞やテレビでは、チェンマイからドーイサケットへと続く道の道路脇で女性の死体が見つかったというニュースが伝えられた。警察の調べによると、チェンマイのナイトバザールで働いていたその女性は、仕事が終わったあとバイクで家路につく途中のドーイサケット道で強盗にあい、殺されたことが判明した。遺体の状態からして、殺されてから相当な日数が経過しているとのことであった。

　このニュースがチェンマイの人たちの耳に届くやいなや、昨晩の「90 Shock」を聞いていたリスナーがざわつきはじめたのは言うまでもない。なぜなら、ナイトバザールという「夜の仕事」「ドーイサケット道」「バイク」「殺された」など、昨晩の女性が語ったことと翌日のニュースが伝えた内容があまりに酷似していたからである。この噂は瞬く間に広がり、「身の上に起きた不幸を伝えて自分の遺体を早く見つけてもらおうと、女性の霊が番組に電話してきたに違いない」と信じられるまでになった。

　この話は20年以上経った今でも語り継がれている。タイの情報共有サイト「パンティップ」にはこの怪奇現象についてのスレッドが立ち上がっており、そこには当時実際にラジオを聞いていたリスナーからのコメントも寄せられている。

　では最後に、当時リアルタイムで件の番組を聞いていたリスナーから寄せられた情報を紹介することにしよう。

「やつがわたしを殺した！！」という恐ろしげな女性の言葉は、今でもはっきりと耳に焼き付いています。でもですね、あとから聞いた話、なんでもその時の会話の録音テープをスタッフがチェックしたらしいのですが、聞こえてくるのはDJの声だけだったとか……。あの時みんなに聞こえていたあの女性の声は、一体なんだったんでしょうか。

文＝バンナー星人

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