【未解決事件】坂出、岐阜、山梨…「3つの女児失踪・神隠し事件」は繋がっている!? 11年間で8人殺害、300窃盗事件にみる“死角”

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ーー日本の凶悪事件に詳しいライター・野島居慎太郎が再解読!

【未解決事件】坂出、岐阜、山梨…「3つの女児失踪・神隠し事件」は繋がっている!? 11年間で8人殺害、300窃盗事件にみる死角の画像1
画像は「Getty Images」から引用


<前編はこちら>

 まず、2005年の『坂出タケノコ掘り女児行方不明事件』、2009年の『岐阜県ひるがの高原小5女児失踪事件』、そして2019年の『山梨キャンプ場女児失踪事件』、この3失踪事件において、最も特徴的な点は、周囲に大人たちがいたにもかかわらず、それこそ「ちょっと目を離した隙」に、女児が忽然と姿を消しているという部分だ。これらの事件が、仮に「事故」や本人の意思による「失踪」などではなく、誘拐犯による「犯行」によって発生したものであるならば、犯人目線では、その「ちょっと」の間に、確実に犯行を成立させなくてはならず、たとえ綿密に計画を立て、入念に下準備をしたとしても、ささいなミスさえなく完遂するというのは、通常であれば到底考えにくい。ゆえに、通常であればシミュレーションの段階でそのリスクの高さに気づき、実行に移さないと見るのが妥当であろう。つまり多くの人々から見て、これらの事件が発生した状況で、犯行に及ぶことは「無謀な賭け」でしかないのである。しかしそのこと自体が、かえってある種の「死角」を生んでしまうのではないかと、筆者が考えるのだ。

 仮にもし、これらの事件が同じ犯人によるものであったり、また、同一犯でなかったとしても、余罪があり、幾度となく同じような手口の犯行を繰り返している人間であったとするならば、それ相応の「腕前」があり、また、それまでの成功体験が生み出す自信から、白昼堂々、それも多くの目が周囲にある中でも、大胆に犯行を行い、また、わずかな時間の間に、心理的・物理的な死角を突いて成功させる可能性も十分に有り得るだろう。これまで様々な事件と、その犯人たちを取材してきた経験上、そう筆者は感じてしまうのだ。

 

■11年間で8人殺害、300の窃盗・強盗 死刑囚・勝田清孝

 年長の読者の中にはご存知の方も少なくないかと思うが、2000(平成12)年11月に死刑が執行された死刑囚・勝田清孝は、1972(昭和47)年から1983(昭和58)年までの約11年間に東海地方・近畿地方で8人を連続して殺害し、約300件にも及ぶ窃盗・強盗殺人を起こしたことで知られているが、勝田の場合は、犯行に際してなぜか水商売の女性を多く狙い、性的な暴行を加えた挙げ句に金品を奪って殺害するという、不可思議な特徴があった。無論、そうした事件のほかにも、いきなり猟銃で現金輸送中の銀行員を射殺したり、警察官を襲撃して拳銃を奪ったり、さらには車上荒らしを行ったりと、あまりに支離滅裂で無軌道な、それこそ同一犯とは思いがたい事件も数多く引き起こしているが、こと女性を狙った事件だけに絞ってみていくと、その犯行パターンや標的などには一定の傾向があり、しかもそれが1972〜1977年にかけてと、比較的長い期間に渡って断続的に行われていることがわかる。

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