【遭遇】女子大生を監視する謎の赤い光源「チロチロさん」とは…? 妖怪かUFOか、追われた女にインタビュー!
――具体的にどのような天体現象だと思いますか?
Tさん: 正直、今でも見当がついておらず不思議に思っています。仮説としては、まず宇宙ステーションなど人工物ですよね。次に、誤認の可能性です。最初の目撃では、直線的にまっすぐ遠ざかるヘリや飛行機に由来する光を勘違いした。二度目の目撃以降は、思い込みの効果で「ないはずの光」を見た。または「自然な星の光」に不自然な光り方を幻視したとか。
また別の仮説としては大気の揺らぎなどの自然現象です。星の光は色や明度にズレが生じることがありますから。それが一定時間続いたのかもしれません。このような現象が起きやすい夏の時期でした。ただ、かなり長い時間、「揺らぎ」では説明できない一定間隔での点滅を見たので、この説は推せないかなって。
――何か音や匂い、体調の変化などはありませんでしたか?
Tさん: ずっと見ているとチカチカした音が聞こえるような気がしました。が、私としてはこれも「気にしすぎたための幻聴」かなと。目撃後の体調不良も、不思議なことも特にはありませんでした。あっ、そういえば目撃場所は、歴史的に水害が多い土地で、過去に農作物被害や死傷を多く出してはいます。事前の情報はそれだけかなぁ。
これらの現象は心理的なモノだと思っています。最初のきっかけは飛行機でも天体でもよくて。その光に不思議を感じて見入ってしまうと、自ら不思議であるように思い込んでしまう。一度、「怖い」と思うと、最初から「恐怖」というフィルターをかけて見てしまう。だから、何でもない星の光でも点滅したり、やけに大きく見えたりする。いわゆる錯視現象かなって。
――だから、現象を「妖怪・チロチロさん」と
Tさん: はい。自ら名付けを行ったのも、「妖怪」というストーリーの効果が「不明現象への理由づけ」であると本で知ったからです。目の前で起きている現象の原因が分からないのは怖いので、自ら納得できるストーリーができれば、とりあえず安心できると思ったんです。実際、名付けと意味づけを行ったことで「チロチロさん」への得体の知れない恐怖は除くことができました。その数日後には現象が見えなくなっていました。
――ありがとうございました!
可愛いらしさの中に知性が光る若き女性を、監視・追跡したようにも見える謎の赤い光源。果たしてそれは市民社会を監視する何者かの眼光か、または現代社会に潜む未知の怪異の視線だったのか。はたまた別の何かだったのか。謎の赤い光を見かけたときはご注意されたい。
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2024.10.02 20:00心霊【遭遇】女子大生を監視する謎の赤い光源「チロチロさん」とは…? 妖怪かUFOか、追われた女にインタビュー!のページです。妖怪、チロチロさん、点滅などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで