誰も書かない「9.11本当の陰謀と黒幕」ジェームズ斉藤が解説! 利権、ディープステート、日本…
──アメリカもロシアも、アメリカ本土を攻撃したかったと。
ジェームズ そうです。この二つの大きな流れが1990年代初頭から存在し、1998年にProject for a New American Centuryというシンクタンクが「真珠湾攻撃の様な壊滅的で変化の触媒となる出来事が米国安全保障改革には必要だ」という研究レポートを発行します。PNACにはチェイニーやジェブ・ブッシュ(ブッシュJrの弟)なんかもいました。同じ年、●●社も設立されています。
その一方で、アルカイダNo1のオサマ・ビン・ラディンとNo2のザワヒリが連名で第二次対米ファトワー(死刑宣告)を下し、事実上の対米宣戦布告をしています。ここで重要なのはザワヒリがファトワー宣告の直前にアフガン入りしした三人の金髪スラブ系GRU要員(ロシア連邦軍参謀本部情報総局)と合流し謀議をしていることです。この様子は米国の諜報機関からは公開されていませんが、現地では映像記録が残っています。この時点でGRUの工作があったことがわかります。
──確かにジェームズさんが言ったようにアメリカの黒幕たちとロシアの思惑が一致していますね。
ジェームズ アルカイダがテロをやったことは事実です。しかし、彼らを操ったのはGRUであり、そこにロックフェラーやチェイニーらが乗っかった形です。これが一番成功しやすいのです。
謀略工作で成功確率が高いのはすでにある計画を乗っ取り、自分の利益になる様に誘導することです。日露戦争の明石工作が成功したのも、明石大佐がレーニン等の共産主義者に自由に好き放題やらせたからです。人間というのは命令されるのが嫌いで、本質的に自由を求めます。ビン・ラディンは純粋にイスラム教徒によるユートピアをテロで実現しようとしていました。ザワヒリもロシア側に取り込まれましたが、イスラム教徒による理想郷の実現をやはり目指していました。しかし、作戦初期のレベルで米国の黒幕やロシアに乗っ取られてしまい、ビン・ラディンたちは9.11の詳細を知らされなかったのです。
──アメリカは石油利権などのために、ロシアはアメリカを弱体化させるためにアルカイダの計画を乗っ取ったということですね。
ジェームズ そうです。ここで最悪なのは米国の黒幕たちです。ロシアは自国の利益のために動きました。アルカイダも自分たちの理想にために命を賭けました。ところが、アメリカの黒幕たちは利権が目当てです。金のためなら自国民の命などなんとも思わない人たちがいるということです。この9.11の「利権ファースト」の米国の黒幕が、所謂ディープステートという、民主主義のプロセスを経ずに権力の座に居座っている勢力です。ディープステートは9.11を契機に本格化し、表舞台に出てくる様になりました。
──国よりも自分の儲けが大事という人たちがトップなんですね。
ジェームズ それはいまもそうです。今後の米国の安全保障の最大の関心は米国国内です。トランプ支持者を極右テロに認定し、ワクチン独裁、LGBTQ独裁等、極左のアジェンダを推進するということです。ここで重要なのがアフガンの麻薬利権です。麻薬を使って一気に国内の極左化を図ろうとしています。もともとアフガンの麻薬利権はCIA左派の専売特許で、アフガン侵攻はCIA左派の利権を拡大するために行われました。対してCIA右派は石油利権を代理し、自らの利権のためにイラク侵攻をしました。9.11後、米国はアフガンとイラクに侵攻しましたが、なんとCIA左派と右派の利権のために二正面戦争を断行したのです。
そして、気になるのが日本の立場です。9.11には日本も関わっています。犠牲者も出しています。それは米国の黒幕たちのせいで、しかも、その黒幕たちはいまでもアメリカを牛耳っています。
それでもアメリカ追従をやめないんですか? という話なのです。9.11とはそういう教訓なのです。
次回は9.11の日本編をお伝えしましょう。
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