空飛ぶイカや空飛ぶクラゲ… 古今東西で相次ぐ“空中浮遊UMA”目撃事例8選がヤバい!
空の異常現象として真っ先に挙げられるのはUFO(未確認飛行物体)だが、UFOに見間違われやすい存在として「空中浮遊UMA」とでも言うべき“空の発光生物”の存在が報告されている。空をまるでクラゲのように漂う謎の生物とは、いったいどんなUMAなのか。
■UFOと見間違えられている“空中浮遊UMA”
世界中で報告されているUFO目撃情報だが、その影にはUFOと呼ぶには難しいケースもある。それはある種の発光生物のように見える、空に漂う奇妙な存在だ。
まさに“空中浮遊UMA”とも呼べそうな生物は、UFO目撃の歴史を通して散発的に現れ、通常は発光し、半透明のクラゲやイカに似た姿だったとする証言が多い。オルタナティブメディア「Mysterious Universe」の記事では、この“空中浮遊UMA”についての目撃報告が数多く紹介されている。最も古い目撃事例は、1950年にまで遡る。
●1950年代 イギリス
イギリスの警官が自転車に乗ってパトロールをしている時、低空飛行の「空のクラゲ」にぶつかったと報告している。それは目の前を漂流し、実際に身体にぶつかったという。衝突時の感触は柔らかい毛布をブラッシングするのと同じで、カビのようなわずかに不快な臭いがしたと述べている。
●1958年 米フロリダ州
1958年、フロリダのファウスティン・ガレゴスという警官が、家の外でサッカーボールほどの大きさの半透明の紫色の塊を見つけた。近くで見ると、それは死にかけている生き物のようであり、拾ってみると掌の上で蒸発して消え去ったという。
1950年代から60年代にかけて、早くも科学的調査が行われた記録も残っている。
当時からサンフランシスコ北部郊外の空で「スペースゼリー(Space Jellies)」と呼ばれるクラゲのような浮遊生物が目撃されており、オスカー・ゲベラという科学者をはじめとする研究チームがヘリウム気球を使ってこのスペースジェリーを調査したのだ。
オスカー・ゲベラの息子のパイ・ゲバラはさらに調査を進め、1970年には飛行船に乗って実際にスペースゼリーの捕獲に成功したのだが、いずれもすぐに蒸発したかのように消え去ってしまったということだ。
●1999年 ベラルーシ
1999年12月24日、ベラルーシのヴィーツェプスク地方で2人が奇妙な“空中浮遊UMA”を目撃している。
晴れわたる夕空に突如として現れた浮遊物は、わずかに蛍光色の光を放ち、半透明に見え、移動するにつれて脈動しており、まるで空を泳いでいるかのように、いつまでも静かに浮遊していたという。しばらく浮いていた“空中浮遊UMA”だったが、突然、粉々に砕かれたかのように崩れて消え去ったという。
1985年には、同地域を飛行中だったアエロフロートのパイロットが同様の物体を見たと証言しているという。
●オランダ・フローニンゲン
脈打ちながら点滅する緑色の光が空を横切って移動し、短時間で消えたことが報告されている。目撃者は空を撮影していたハリー・パートンという名のアマチュアカメラマンで、“空中浮遊UMA”の撮影にも成功したということだ。
●ノルウェー・アンデネス
アマチュアカメラマンの写真家ペルアルネ・ミカルセンが、緑色に発光する奇妙なクラゲ型の浮遊物を撮影した。写真をSNSに投稿したところ、衛星や雲などに反射しているオーロラであるとする声が数多く上がったが、そのような反射は緑色になる可能性は低いということだ。
ミカルセンは「まったく見たことがない物体で、この現象の説明を見つけたいと思っています」と話している。
●1998年 中国・河北省
1998年10月19日、河北省の4つの軍事レーダー局が、上海の北西約90マイルの空に奇妙な浮遊物体をとらえた。
ただちに戦闘機がスクランブル発進し、現場空域に向かったパイロットはクラゲの形をした浮遊物を目視する。しかし、それは戦闘機が近づくと突然上昇し始め、運動性能は戦闘機よりも格段に高いことは明らかだった。
パイロットは攻撃許可を求めたが受け入れられず、追跡を続けるも燃料不足で帰投を余儀なくされた。パイロットだけでなく、地上で140人の目撃者がいたことも判明している。
●2004年 米・ウェストバージニア州
2004年12月3日の夕方、オハイオ川沿いを運転していた2人が前方の暗闇の中から「飛んでいるマンタ」のような「灰色がかった滑らかな翼の形」をした“空中浮遊UMA”を目撃した。
灰色の半透明の肌と「2車線の道路よりも広い」翼のエキゾチックな“獣”が彼らに向かって滑空し、8の字を描いてから急降下、直後に姿を消したのだった。
現地では「マンタの形をした生き物」が飛んでいたという目撃報告が他にも届けられている。
●2012年、オーストラリア・パース
2012年のある夜、自宅から外に出て夜空を見上げた家人は、水平に泳ぐクラゲのような動きの“空中浮遊UMA”を目撃した。
部分的に半透明のクラゲ型浮遊物は、約100メートル上空で10分ほど浮いていたがその後、突然消え去ったという。
このケースでも、異なる地点にいた目撃者の証言が報告されている。夜にバルコニーでグラスワインを飲んでいる時、空に風船ほどの大きさのクラゲのような浮遊物を目撃したということだ。
UFOと比べれば随分マイナーな存在である“空中浮遊UMA”だが、このように世界各地で目撃が報告されている。UFOと見間違えているものを含めれば、掃討な数の目撃になるのかもしれない。
特徴としては弱い光を放ち、半透明で、最終的には消えてなくなるというケースが多い。外見はクラゲやイカのような形状であるとされていることが多いが、マンタのような大型のものや、数百メートルもあるモンスターのような例もあるということだ。
UFOとは区別しなければならいという空飛ぶUMA、つまり“空中浮遊UMA”について体系的な調査と理解が求められている。
参考:「Mysterious Universe」、ほか
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