韓国 動く横断歩道の謎「死者の霊が動かした」
キム氏が検証したところ、塗り直していくとすれば同じ塗料が大量必要で「仮に5度、塗り直したら2色のペンキ缶が最低でも20個以上は必要。塗装すると乾くまで最低5時間はかかり、過去に塗った跡を消す作業も含めると8時間以上はかかるもの。深夜にやっても目撃者なしにやることも難しい」(キム氏)
途中経過をすべて撮影した写真があれば、もっとその不思議さが伝わるのだが、わずか3カ月足らずの出来事とあって、塗装後の写真しかないのが残念だ。GOOGLEストリートビューでも現場撮影のない場所で、「地元紙で記事にしましたが話題にならないまま」とキム氏。
ただ、この話は現地周辺では「死者の霊が動かした」というウワサも呼んでいるという。まだ塗り直されていなかった何年も前の話、現場の横断歩道で交通事故で亡くなった少年がいて、その場所が横断歩道から1メートルほど離れていたことから、車ではねたドライバーが「少年は横断歩道の上を歩いていなかった」と主張して法廷での争いがあったのだという。
「ウワサではドライバーはそれで過失が軽減され刑務所にも行かなかったため、遺族の両親がショックのあまり自殺してしまったとか。その怨念が新しい横断歩道を動かし、少年の歩いた場所に”移動”したのだというのです。到底、信じられませんが一応、過去の事故を調べると14年前に該当する事故は見つかりました。それでも、霊が横断歩道を動かすわけがありません。こんな話を下手に広めて、心霊スポットになったり、映画の題材にでもされたら事故で故人にも申し訳ない。日本の記事でも場所だけは正確に書かないでほしい」(キム氏)
自治体の担当局は現在も、この件に関しては関心が低いようで、改めて塗り直す指示も出されてないという。住民は事故防止として通学路を示す赤いコーンを置いたが、いまだ横断歩道は斜めのままだ。
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2024.10.02 20:00心霊韓国 動く横断歩道の謎「死者の霊が動かした」のページです。韓国、心霊、霊障、横断歩道などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで