世田谷一家だけじゃない「平成の最恐・未解決事件」トップ3! 怪死、神隠し…!
●福島女性教員宅便槽内怪死事件(1989年2月28日)
30年経過してもなお、「?」だらけなのが、この事件だ。1989年2月28日福島県田村郡都路村(現在の田村市)で女性教員宅の便槽内から若い男性の怪死遺体が発見された。怪死状態で発見されたのは、同じ村内に住む菅野直之さん(当時26)。菅野さんは福島第2原発の作業員であり、主任を勤めていた。発見者はこの便槽がある教員住宅の住人で、都路村立古道小学校の女性教員(当時23)。トイレに入って何気なく中を覗くと靴のようなものが見えたことから、発見に至ったという。
便槽内で発見された菅野さんの遺体だが、事件の最大の謎は「どうやって中に入ったか?」だ。便槽内への入り口とされる建物外の汲み取り口の直径は36センチしかなく、普通に考えて成人男性が入ることは不可能。捜査当局も便槽内から遺体を取り出せず、重機を用いて便槽を破壊するしかなかった。死因は「凍え兼胸部循環障害」。当時取材した記者によると「警察は状況からして、覗き目的で菅野さんが女性宅の便槽内に侵入。寒さと窒息で死亡したと発表したが、菅野さんに覗き趣味はなく、地域でも正義感の強い男性として評判だったため、警察には真相究明の再捜査を求める声が殺到しました」という。
しかし、当局は「事件性はなく、再捜査の必要なし」の一点張り。不可解な点もあるのにだ。例えば、菅野さんは死体で発見される4日前から足取りが途絶えていた。菅野さんは5日前に先輩の送別会に出席し、翌日深夜1時ごろに退店。その日の午前10時ごろに、居間でテレビを見ていた父親に「ちょっと行ってくるからな」と言って出かけたきり、音信不通となった。亡くなるまでの数日間、どこで何をやっていたのか…。
また、菅野さんと女性教員は顔見知りで、女性が過去にいたずら電話の被害にあっていたことも判明。女性は彼氏のほかに、菅野さんにも相談していたという。「女性教員の彼氏と菅野さんの2人でそのいたずら電話を録音し、福島県警察に届出していたそうです。しかし、福島県警察は取り合ってくれなかったといいます。菅野さんの知人の話では、菅野さんはこのいたずら電話の犯人をほぼ突き止めていたそうです」(同)
いたずら電話の犯人は誰なのか? そしてなぜ福島県警はこの事件に消極的なのか。現地取材した記者の1人はとある住民から、こう言われたという。「この地域にはこの地域の事情があるから…」。謎は深まるばかりだ
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