【緊急警告】「ほぼ皆既」部分月食で巨大地震発生&凶悪犯罪増加!? 月が地球に与える恐怖の影響を解説
国立天文台によると今日、11月19日の16時頃から、地球の影に月が入り込む「部分月食」が起こるという。部分月食とはいえ、月の直径の97.8%まで影に入り込む「ほぼ皆既月食」となり、これは1932年9月15日以来、約89年ぶりのこと。同条件となる次の月食は、65年後となる2086年11月21日だというから、今まさに胸を高鳴らせながら待っている読者も多いのではないだろうか。
しかし、警告の意味も込めて、そのような天文ショーのわくわくを打ち砕くようなデータをお伝えしなければならない。というのも、スーパームーンや日食・月食といった地球にとって身近な天体が特別な位相を示すタイミングは、実は大地震や火山噴火が起きやすいのだ。しかし、要注意事項はそれだけではない。最近は電車内での無差別殺傷事件が相次いでいるが、そのような凶悪犯罪も増える可能性があるのだ。
■月齢と地震・噴火
今年は、11月中旬から12月上旬にかけて月食が2回続き、うち1回は月が地球に最接近するスーパームーンとなる。
2021/11/19:部分月食
注意期間:11/15~23
2021/12/04:皆既月食+スーパームーン
注意期間:11/30~12/08
ではまず、天体の位相と地震・噴火の関係について。これまで筆者が日食・月食の前にトカナで注意喚起した後、実際に世界で大地震が続いた例を以下に示す。直近の例として、今年5月9日の記事では、5月下旬~6月上旬にかけて月食・日食と続くため、大地震・火山噴火の最要注意期間と警告したが、実際に以下のような大地震・火山噴火が発生した。
【-5】2021/05/21 22:13 (UTC):南太平洋フツナ島沖、M6.5
【-4】2021/05/22 03:04:中国青海省、M7.3、死者2人
【-4】2021/05/22:コンゴ・ニーラゴンゴ山噴火
●2021/05/26 20:00頃:皆既月食
【+4】2021/05/30:イタリア・エトナ火山噴火
【+5】2021/05/31 06:59UTC:アラスカ州チカルーン、M6.1
●2021/06/10:金環日食、新月
さらに、前回の新月はスーパームーンだったが、その前後に以下のような地震が起きている。
【-4】2021/11/01 05:35:和歌山県南方沖、M5.1、最大震度2
【-4】2021/11/01 06:14:茨城県北部、M5.2、最大震度4
●2021/11/05:新月
【+6】2021/11/11 00:45:沖縄本島南方沖、M6.6、最大震度3
そして今回、11月19日に部分月食・満月、そして12月4日にはスーパームーンと皆既月食が連続して控えている。まさに、大地震の発生に十分に注意しなければいけない時なのだ。残念ながら11月15日にはイランでM6.3の地震が発生し、死者も出ている。
■満月・新月に凶悪事件が増える?
だが、注意しなければいけないのは地震や噴火だけではない。満月・新月や日食・月食・スーパームーンといった特別な月の位相の時、凶悪殺人事件を含む犯罪が増えるということが昔から言われているが、このことは事実なのだろうか。
1984年の海外の研究で、1978~82年の犯罪件数を調査して月齢との相関を調べたものがあるが、満月の日には犯罪発生率が他の時期よりも「はるかに高い」という結果となった。そして2007年の英国サセックス州警察の調査では、月の満ち欠けと暴力行為に相関が認められるとして、満月の日には警備に当たる警察官を増員すべきとの見解を発表した。日本でも同様の研究があり、2012年の日本橋学館大学の調査では、新月・満月の前後に殺人事件が生起し易い傾向が見られるという結論に至っている。
それでも月の位相と犯罪をテーマにした研究は、全体的に見ると否定的な結論が多いのだが、そのことに対して筆者が疑問に思うのは、「計画的犯行」と「衝動的犯行」を分けているかどうかということだ。このような統計的研究では、恐らくそこまで考慮されていないのではないかと思われるが、満月・新月の時期に衝動的な犯罪が増えるという前提の研究では、計画的犯行のケースを除外すべきだと筆者は考えるのだ。
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2024.10.02 20:00心霊【緊急警告】「ほぼ皆既」部分月食で巨大地震発生&凶悪犯罪増加!? 月が地球に与える恐怖の影響を解説のページです。満月、新月、噴火、巨大地震、スーパームーン、皆既月食、月食、無差別殺傷、部分月食などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで