【驚愕】シベリアで見つかった「野生児」の少女が名門バレエ学校に入学

 2014年7月、4歳の女児カリーナ・チキトワちゃんは、オオカミやクマが生息するシベリアの森で12日間生き延び、世界中で話題になった少女だ――。

■シベリアの森で12日間生き延びた少女

捜索隊に発見当時のカリーナちゃん(4歳) 「Daily Star」の記事より

 事件のあらましはこうだ。シベリアのサハ共和国に住んでいたカリーナちゃんは、21歳の母親タリーナさんと、オリョークミンスク地方中心部から70キロメートル離れた、オロム村に住む祖母を訪ねてきていた。オロム村は過疎村で家はわずか3軒、居住者は8人で、針葉樹林の森と沼地がいたるところにある場所だ。

 7月29日、別居している父が隣の村からカリーナちゃんを訪ねてきた。その時カリーナちゃんの母親は森に草を刈り取りに行き、祖母は寝ていた。夕方になって、母親はカリーナちゃんがいないのに気付いたが、訪ねてきた父親がカリーナちゃんを連れて行ったのだろうと考え、深くは考えなかった。村には電話も携帯電話も無かったことから、すぐに連絡する選択肢もなかった。3日後、カリーナの父親が再びオロム村にやって来た時に初めて、家族はカリーナちゃんが行方不明だと気付いた。

 過酷な寒さで知られるシベリアは、7月と言っても夜間は氷点下にまで気温が下がる。またカリーナちゃんが彷徨っていた森は、クマやオオカミが多数生息する危険な場所として有名で、ハンターや特殊部隊の兵士約100人がカリーナちゃんを捜索した。

 9日後にはカリーナちゃんと行動を共にしていた子犬だけが家に戻り、家族や捜索隊を落胆させた。しかしその後、救助隊は犬を使って子犬の道のりをたどり、カリーナちゃんの元へたどり着いたのだ!

 彼女を最初に見つけたボランティアのアルテム・ボリソフさんは、こう語った。

「彼女は葦の茂みに座って黙っていました。彼女はとても小さく、綿毛のように軽かったです。足、腕、顔は虫に刺されて血まみれでした。彼女はすぐに飲み物を求め、何か食べたいと言い、そして泣き始めました。私自身、正直言って涙をこらえられませんでした」(ボリソフさん)

 その後の調べでは、カリーナちゃんは野生のベリーを食べ、川の水を飲んで生き延びたという。カリーナちゃんは丈の高い草の中に座り込んでいたので、救助隊が空中からドローンや飛行機で捜索しても見つからなかったらしい。ボリソフさんは、「子犬がずっと子どものそばにいて、夜は彼女を暖め、野生動物を追い払っていたと確信している」と語った。

発見現場のカリーナちゃん 「Siberian Times」の記事より

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