男性の死体を“女性化”する医療教育動画がYouTubeで公開される! 衝撃の「膣形成術」シミュレーション
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外科的に女性器を形成する「膣形成術」への要望は決して多くない。もっとも一般的に手術が必要とされるのは、子宮と腟の一部もしくは全部が欠損して生まれる先天性疾患「ロキタンスキー症候群」である。その発症率は、5000人に1人(4000~10,000人の女性に1人の範囲)とされる。また、性分化疾患の原因となる疾患「アンドロゲン不応症」の女性の発症率は20,000人に1人とされる。一方、近年は性転換手術の増加に伴い、先天性疾患の治療目的以外の膣形成術への関心が高まっている。
女性に対して膣形成術が実施されるのは、拡張器を使用しても望み通りの結果を得られなかった場合、もしくはさまざまな技術の長所と短所について徹底的に話し合った後に女性自らが手術を選択した場合のいずれかである。文献には、膣形成術のさまざまな技術が記載されているが、いずれの優位性もないという。
膣形成術は専門の医療機関でのみ実施される。そのため、医師にとって膣形成術の経験を積むことは難しい。医師は可能な限り単純で安全かつ効果的な手法を選択することを求められると同時に、技術が急速に進歩していることもあり、学習環境はいっそう複雑化した。しかし、幸いなことに教育の空白を埋めるため、手術シミュレーションが発達した。技術の共有や伝達を行う上で、シミュレーションによる学習は手術室ではなく教室で行えるようになったのである。
英国の慈善団体「International Continence Society (ICS)」は昨年4月、専門家の知識と技術を向上させる目的で、男性の死体を「女性化」する手術シミュレーションを実施し、このときの手順を撮影した動画をYouTubeに公開した。
医学部の解剖室で行われたシミュレーションでは、死体から陰茎と睾丸と取り除き、陰茎と陰嚢の皮膚から陰唇を作り、膣を形成していく過程を観ることができる。シミュレーションは問題なく実施され、4種類の膣形成術が外部カメラと腹腔鏡の両方で記録された。最後に、今回のシミュレーションに関連して、学生と教授の意見が調査された。膣形成術の解剖学的構造の詳細を学んだ参加者らは、今回のシミュレーションがこれから外科技術を学ぶ上で役立つと述べた。
膣形成術のような特殊な手術に関する教育では、近年著しく発達した動画撮影技術が大いに貢献する。こうした教育の充実を背景として、医学は今後も進歩し続けるのだろう。
(文=標葉実則)
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2024.10.02 20:00心霊男性の死体を“女性化”する医療教育動画がYouTubeで公開される! 衝撃の「膣形成術」シミュレーションのページです。先天性疾患、性転換、陰茎、標葉実則、膣形成術などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで