「地球は平面ではなく、ドーナツ型だ!」フラットアース論者が“地球ドーナツ論”に大改宗中!

画像は「Getty Images」より

 フラット・アーサー(地球平面説を信じている人)らに異変が起こっている。

 地球は球体ではなく平らな円盤だとする「地球平面説」を信じ、普及・啓蒙活動に日々勤しむ「地球平面協会」という名の組織が存在する。近年、そのメンバーが続々と増加し、一大ムーブメントに成長した。

 「Mysterious Universe」(1月12日付)によると、フラット・アーサーらがドーナツ地球説に改宗し始めているという。この説は、2008年に地球平面協会のフォーラムで、ローゼンペニス博士によって提唱されたものだという。長らく無視されてきたが、なぜか今週に入って脚光を浴びているというのだ。

 Varaug氏はドーナツ型地球をこう説明している。

「懐中電灯をテーブルの上に水平に置き、スイッチを入れます。次に、ドーナツを用意して、穴が懐中電灯に垂直になるように横に置きます。松明で照らされている側が昼間になっています。24時間かけて、ドーナツは1回転します。半回転させると12時間経過したことになります。さて、昼間だった側は、懐中電灯から遠ざかり、夜になっています。夜だった側は、今は懐中電灯の方を向いていて、昼になっています」

 しかし、「Discovery.com」は2019年にこのテーマを取り上げ、ドーナツ型の地球は物理法則を破らないが、安定しない可能性があることを証明している。穴が崩壊しないようにするためには、外側と内側の重力のバランスをとるために、非常に高い速度で回転させなければならず、「1日」が数時間になってしまうそうだ。重力の変化も大きく、場所によって人間の体重を変化させ、また高速回転は大規模な気象問題を引き起こす。現に地球の環境はそのようになっていないため、ドーナツ型とは考えにくい。

 そもそもドーナツ地球説を提唱したローゼン”ペニス”博士の名前からしてジョークであることが分かる。だが、信者たちは本気かもしれない。今後ドーナツ地球説はどうなっていくか楽しみにしたい。

参考:「Mysterious Universe」、ほか

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