【悲報】巨大隕石が知らぬ間に地球に接近→人類滅亡の可能性をNASAが認める! ●%は検知不能!!!

画像は「Getty Images」より

 アメリカ航空宇宙局(NASA)が巨大小惑星が気づかないうちに地球に接近する可能性を認めた。「Mysterious Universe」(1月18日付)が報じた。

 NASAから資金提供を受けた研究チームの責任者であるリチャード・ウェインズコート教授によると、現在の検出システムは、地球の東回りの自転によって空を西に進むという最も一般的な経路で物体を探索するようにプログラムされているという。しかし、極端に遅い小惑星が東から西に向かって近づいてきても、プログラム上では静止していて無害に見えてしまうという問題点がある。1つの大きな小惑星が検知されないことだけでも致命的だが、なんと、東からやってくる小惑星の50%は静止しているように見えるという。

 さらにウェインズコート教授は、月に近い方向から接近してくる小惑星も見えにくくなると指摘している。現在のところ、地球に接近している大きな小惑星は40%しかカタログ化されておらず、その数が「90%以上」にならないと安心できないという。なぜなら、2026年に打ち上げが予定されている「NEOサーベイヤー・ミッション(NEOSM)」は、地球の軌道の内側から空を調査するため、死角になっている小惑星を検出することができないからだそうだ。

画像は「Getty Images」より

 広大な宇宙で数十〜百メートルの小惑星を隈なく検知することは非常に困難だが、それでも地球にとっては脅威的な存在である。2013年にロシア・チェリャビンスクに落ちた隕石は直径わずか20mほどにもかかわらず、広島型原爆の30倍以上の威力を持っていたと計算されている。これが100mを超えてくると、都市1つが吹っ飛ぶほどの威力を持つだろう。

 ちなみに小惑星が地球に衝突することが現時点で明らかになっても、人類にこれを回避する手段はない。NASAの惑星保護管であるリンゼイ・ジョンソン氏によると、地球との衝突軌道にある小惑星の軌道を変更する技術の開発には、まず軌道変更用の宇宙船を製作するのに数年、さらにそれを標的となる小惑星に到達させるのに数年かかるため、少なくとも10年前には衝突危険のある小惑星を検知しなくてはならないという。衝突が数日前に分かったところで、今の人類に成す術はほとんど残されていないのである。だからこそ高度な検知技術の開発は急を要している。

参考:「Mysterious Universe」、ほか

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