【未解決】14歳少女の死後、残された家族が次々死亡…「悲劇の余韻」に呑み込まれた一家
「トレーシーの殺害後、私たちの生活は恐ろしいものとなりました。負のスパイラルは信じられないほどです。父は麻薬に溺れ、父と一緒に麻薬を吸っていた母は50歳のときに肺がんで亡くなりました。ピーターを失ったとき、私は壊れかけました。まるで戦いが終わった後のように。私はトレーシーが安らかに眠れないことに対して罪悪感を抱いています。父も母も祖母も、そしてトレーシーを知っている他の誰もが、安らかに眠らせてあげられないのです」
このように語るエマさんもまた、壊れゆく家族の中で苦しんだ。エマさんは両親から暴力を振るわれたり、外出を禁止されたりすることもあった。誕生日や記念日も苦痛でしかなくなった。クリスマスには、悲しみに打ちひしがれた父親が寝室に閉じこもってしまうほどだった。
エマさんは「トレーシーの死が忘れられかけている一方で、ピーターを殺した犯人が捕まったことに罪悪感を覚えます」と述べ、未解決事件が残された人々が人生を狂わせると訴えた。
未解決事件が人々の記憶から風化されつつあるとしても、警察は事件の真相究明を決して諦めてはいない。法医学の進歩によって新たな手掛かりが見つかるかもしれないからだ。遠くない将来、正義の実現のために30年間戦い続けてきたエマさんが罪悪感から解放される日が訪れるに違いない。
参考:「The Sun」、「scepticpeg」、「murdermap」、ほか
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