全米最恐の未解決事件「箱の中の男の子」とは!? FBI・医師・霊能者も怯えた不気味すぎる遺体
1. 孤児院での死
死体が見つかった場所から、わずか2.5キロメートル離れた所に孤児院があった。検死医のレミントン・ブリストーは本事件を追い続け、ついには霊能者まで雇ったが、その霊能者は男の子が孤児院にいたことを指摘したという。
当時この孤児院には、男の子が入っていたJC Penny’sの箱が示すタイプの揺りかごと、死んだ少年が包まれていた毛布によく似たものがあったという。ブリストーは孤児院の主もしくは関係者が、この男の子を故意または事故で死に至らしめたと疑ったが、証拠は皆無であった。
2. 里親の虐待による死
2002年には、オハイオ州シンシナティの「M」と呼ばれる匿名の女性が「この男の子を知っている」と訴えている。Mの母親が1954年、男の子を生みの両親から現金で購入し、肉体的、心理的、性的に虐待のうえ殺したとMは警察に証言した。そして、Mの母親が男の子をバスタブに投げ入れた時、男の子が頭をぶつけて死んでしまったと語ったのだ。
このストーリーは細部が事件の証拠と合致していたため、警察は当初、非常に有望だと考えた。しかしその後、Mという女性には精神病の病歴があることが判明、また当時Mの隣人だった女性が、Mの説を強い意志を持って否定したことから捜査は再び振り出しに戻ってしまった。
1993年に死去するまで数十年にわたり、男の子の死を辛抱強く追ってきた検死医のブリストーは、この事件が単なる冷酷な殺人ではないと強く信じていた。その理由は、男の子の髪と爪がきれいに手入れされていたことと、彼の身体が洗われた後、丁寧に箱に入れられていたという事実があるためである。ブリストーは、男の子を箱に入れた人物は彼を埋葬しようとしていたが、埋葬前に何らかの理由で中断され、そこに置き去りにせざるを得なかったと考えていた。
男の子の身元がまったくわからず、手術痕があるにもかかわらず医療関係者から一件の通報もないことなど、実に不可解な難事件である。この男の子はどこで生まれて、どのような生活をしていたのだろうか。発見当時は虐待死という見方が強かったが、一部の捜査関係者は男の子のアザについて、死後に付いた“死斑”だと考えていたことも明らかになっている。
もしも当時、現代の検死技術があればこのアザが生前の暴力によるものなのか、死斑なのかはすぐ区別がついただけに、何とも残念なことだ。関係者のほとんどは亡くなっていると思われるが、いつの日かこの事件の謎に光が射す日は来るのだろうか。
参考:「Mysterious Universe」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊全米最恐の未解決事件「箱の中の男の子」とは!? FBI・医師・霊能者も怯えた不気味すぎる遺体のページです。殺人、FBI、虐待、孤児院、ダンボール箱、未解決事件シリーズなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで