【未解決】雪山に宇宙人が襲来「イムヤルビ事件」とは!? 黒い箱で精神崩壊… フィンランド版ディアトロフ!
雪山で起きた不可解な事件として有名なのはロシアのウラル山脈を舞台とした「ディアトロフ峠事件」だが、かつて北欧フィンランドの雪山でも摩訶不思議な未解決事件が起きている。雪山にUFOと宇宙人が出現したという「イムヤルビUFO事件」だ。
■雪山で遭遇したUFOとヒューマノイド
52年前、フィンランド・ヘルシンキから北東へ約130km、ヘイノラの田園地帯に位置するイムヤルビ村での奇妙な出来事が、西側のメディアをひどく驚かせた。「イムヤルビUFO事件」としても知られるこの事件は、雪山で起きた未解決事件として「ディアトロフ峠事件」との共通点も指摘されている。
1970年1月7日、イムヤルビ村郊外の森へとアールノ・ヘイノネン(当時36歳)とエスコ・ヴィリヨ(当時38歳)の2人が雪山スキーへと出かけた。
気温はマイナス17度で、風もなく空は澄み渡っており絶好のスキー日和であった。しかし午後4時45分、彼らは空から聴こえてくる奇妙な振動音が徐々に大きくなってきたことに気づく。
彼らが空を見上げると、ざわめくような振動音を響かせながら円形の大きな雲が北から近づいてきたのだった。
彼らの頭上約15メートルで雲は止まったが、まるで渦巻くようにゆっくり回転しており、灰色がかった赤色に輝いていた。そして徐々に、雲の中から直径3mほどの金属製の円盤型UFOの姿が見えてきたのである。
怯える2人に構わず、UFOは非常にゆっくりと下降しはじめ、地上3〜4mの高さで静止してホバリングした。そして振動音がピタリと止み、不気味な沈黙が訪れたのだった。UFOはさらにじわじわと下降し、ヘイノネンによればスキーのストックを伸ばせば届きそうな距離まで降下してきたという。
UFOの船底からは直径1mほどのスポットライトのようなビーム光が放射され、雪の上を円形に赤く照らした。そしてそのビーム光の中に、子どもほどの大きさの人物の姿が浮かびあがってきたのだ。その人物は両手で黒い箱を持っており、その箱に空いた丸い穴からは黄色がかった光が放たれていた。
ヘイノネンらの説明によると、人物は身長約90cmほどで、顔は蝋人形のように青白く、腕と脚は非常に細かった。頭には金属製に見える円錐形のヘルメットも被っていたという。
この“ヒューマノイド”は感情らしきものをいっさい表現せずに手にしていた箱の穴をヘイノネンに向け、その黄色く眩い光を照射した。その後、UFO底部から放たれていたビーム光が地面の雪を離れてヒューマノイドと共に上昇し、やがて収束すると、ほどなくしてUFOも消え去っていった。ヒューマノイドから黄色い光を照射された2人は脚がしびれて暫くその場でうずくまることを余儀なくされたのだった。
■遭遇者の2人に異常な症状
脚のしびれに苛まれながらもなんとか帰宅の途に就いた2人であったが、その後も体調不良が続き、まるでブラックコーヒーのような黒い尿や、顔の腫れ、頭痛、視力減退、記憶力の減衰などの健康上の問題を抱えることになった。
謎の光を直接浴びせられたヘイノネンはすぐに病院に運ばれたのだが、診断によるとひどい頭痛と関節痛に苦しめられ、血圧が著しく低下していた。医師によれば、これは重度のショックによって引き起こされたものであるという。
その後の調査でヘイノネンは最初にヒューマノイドを見た瞬間、どういうわけかそれをヴィリヨだと勘違いしたことを認めた。ヒューマノイドとUFOが去ってしまった後になって、ヘイノネンはそれがヴィリヨではなかったことに気づかされたというのである。そしてこのことに気づいた時から、ヘイノネンは精神に異常をきたすようになったのだ。
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