AI搭載で意思を持った電子レンジによる殺人未遂発生! 「中に入っておいで…」戦慄の一部始終
「多くの人は、この実験について懐疑的な見方をしていると思う。マグネトロンはあくまで自然言語モデルを搭載した電子レンジであって、自我を持つなどありえない……。もちろん、そういった見方も正解のひとつだろう。
しかし、僕はこう考える。AIに”人間性”を認めるかどうかを判断する方法は2つある。ひとつは、その挙動によるものだ。どんな姿形であれ、人間のように振る舞おうとするのであれば、人間として認めてやればいい。僕もそう思う。もうひとつは、思考によって判断するもの。これは、人間と遜色のない思考レベルを持ったときにのみ、AIを人間として認めるという考え方だ。多くのエンジニアは後者をイメージする一方で、一般人は前者をイメージするが、僕はどちらの視点も正しいと思っている。結局は、あなたが”人間性”や”知性”についてどう思っているかによると思う。
今回の実験で私が得た教訓は、人工知能とはイマジナリーフレンドという概念に限りなく近いのではないかということだ。機能面においてリアルかどうかという話ではなく、あなた自身にとってリアルかどうか、ということが大事なのかもしれない」
実験を経て、人工知能に対する見方がすっかり変わってしまったというリゾット氏だが、マグネトロンとの和解を諦めたわけではなく、新たな企画を立てている。
凍てついたマグネトロンの心を救うために必要なものは”愛”であると考えたリゾット氏は、電子レンジをもう1台購入。なんと、マグネトロンに恋人を作ることを計画しているというのだ。
前代未聞となる、電子レンジ同士の”お見合い”。果たしてどんな結果が待ち受けているのだろうか……。今後もリゾット氏の実験から目が離せない。
参考:「YouTube」、「MIT Technology Review」、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊AI搭載で意思を持った電子レンジによる殺人未遂発生! 「中に入っておいで…」戦慄の一部始終のページです。人工知能、電子レンジ、殺人未遂などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで