6月は統計的に最も巨大地震が起きやすい! 「ラニーニャ現象→猛暑→地震・水害」列島を襲う絶望の連鎖
この春、インドでは記録的な熱波に見舞われたが、これは昨年秋から続いているラニーニャ現象の影響とされ、日本も今夏は猛暑になると予想されている。そうなると、過去の傾向から「ラニーニャ → 猛暑 → 大地震・水害」という図式が成り立ち、夏以降の大地震や水害に最大限の注意が必要となるのだ。
■ラニーニャ現象で今年の夏は暑い!
今年、3月中旬から記録的な熱波に見舞われたインドでは、50度近い気温を記録した地域もあるという。5月上旬にはパキスタン北部の山岳地帯で氷河湖が決壊し、下流の橋が押し流されるなどの被害も出た。このような暑さの原因の一つとして、昨秋に始まったラニーニャ現象が続いていることが挙げられる。
ラニーニャ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけての海面水温が平年より低くなる現象だ。これが起こると日本周辺の海水温は高くなり、通常その状態が1年程度続き、夏は猛暑となる傾向がある。
すでに先月29日に群馬県高崎市などで最高気温が35度に達する猛暑日となっているが、5月の猛暑日は実に3年ぶりのことだった。
■猛暑の後に待ち受けている大地震
過去の記事で何度も紹介しているが、筆者のこれまでの研究では、日本で猛暑の夏になると翌年春頃までに大地震が発生する可能性が高くなる。
たとえば東日本大震災の前年、2010年も当時としては観測史上1位の猛暑となり、30年に一度の異常気象と気象庁に認定された。さらに2020年も記録的猛暑となり、その年の10月に筆者は大地震発生を警告する記事を寄稿したが、翌年の2021年2月13日に福島県沖地震(M7.3、最大震度6強)が発生、3人が命を落とした。
日本の猛暑がすべてラニーニャ現象の影響とは限らないものの、このように「ラニーニャ現象 → 猛暑 → 大地震・火山噴火」という流れが見られるのだ。
■大地震の注意時期は?
では次に、この夏以降でひときわ大地震に注意しなければならない時期はいつなのか。まず、昨年の記事で執筆しているが、過去に日本で発生した大地震(M7.0以上)の発生日を月別に集計したところ、意外にも6月に最も多く発生していることが判明している。
そして、天体配置も無視することはできない。6月14日の満月、さらに7~8月の満月と、月が地球に最も接近する「スーパームーン」が3回待ち受けている。このスーパームーンでは、通常の満月・新月よりも月の引力が強くなり、特に地震が誘発されやすくなる。
先月16日にもスーパームーンは起きているのだが、22日には茨城県沖でM6.0(最大震度5弱)、その翌日にも八丈島東方沖でM6.1の地震が発生したほか、海外でもM6クラスの地震が続いたのだ。
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2024.10.02 20:00心霊6月は統計的に最も巨大地震が起きやすい! 「ラニーニャ現象→猛暑→地震・水害」列島を襲う絶望の連鎖のページです。スーパームーン、猛暑、ラニーニャ現象、黒潮大蛇行などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで