米最高裁「中絶権利認めず」、メディアが報じない“本当の意味”とは? 容認派の闇と極左の陰謀をジェームズ斉藤が暴露

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イメージ画像:「Getty Images」

ジェームズ  そうです。実はここがこの問題の核心なんです。それでちょっとお聞きしたいのですが、そもそも国として中絶を初めて合法にした国ってどこかわかりますか?

──え~と、アメリカやイギリスとかですか?

ジェームズ  いえ、ソ連なんですよ。レーニンなんです。彼が1920年に中絶を合法化しています。ただし、スターリン時代に20年ほど中絶が一旦中止になっているんです。それは戦争にロシア人を狩り出すために人口を増やさないといけなかったからで、スターリンが死んだ後にはやっぱり中絶は合法になりました。それで何が起きたかといいますと、ソ連はフリーセックス大国になってしまったんですよ。

──えっ、フリーセックスが共産主義と関係があるんですか!?

ジェームズ  いえいえ、もちろん、そんなことはありません(苦笑)。もっとドス黒いものがあって、この背景にはレーニンによる「家族の解体政策」がありました。この政策はレーニンがソ連を作った直後から始められたもので、親と子供を分断して、国民全体がコミューンに依存する社会を作ろうとしたんです。その結果どんなことが起きたのかというと、親がレーニンやスターリンを批判したら子供が共産党に報告するような、そんな社会が出来上がりました。共産主義者が政権を取ってまずやったことは家族の解体で、そのために中絶政策を持ってきたんです。つまり、中絶を女性の権利だと強硬に言い張る人々は、レーニンの家族解体政策の片棒を担いでいる側面があるということを理解しないといけません。

──中絶の歴史の始まりに共産党がいたなんてまったく知りませんでした!

ジェームズ  もともとは極左の政策なんです、中絶の容認は。しかも、中絶というのは一番キリスト教徒が頑なに拒否するものなので、この問題はキリスト教徒と全面衝突します。ロシアももともとロシア正教会の国ですので、それをぶっ潰す意図もあって中絶の合法化を進めたのです。

 この特殊な共産主義思想はその後、アメリカに伝搬します。アメリカも60年代にヒッピー文化が蔓延し、フリーセックスだらけになりましたが、そこで暗躍していたのがロシアから亡命してきた主にユダヤ系の共産主義者たちでした。ですから、アメリカの保守派にはこのヒッピー文化をどう押さえるかという課題がずっとあって、あの「ロー対ウェイド事件」の判決もいくつか覆してやろうという目標がもともとあったんです。

──意外な話でびっくりしました。中絶容認が共産主義のど真ん中だったとは。

ジェームズ  ですから、(中絶容認派を)極左が応援しているのです。彼らは国の形を破壊し、キリスト教を破壊しようとしています。彼らは聖書をバカにしていて、私のTwitterにもあげましたが、聖書をサッカーボール代わりにして蹴飛ばしていましたから。

──あっ、その映像は見ました。キリスト教信者でもない人間が見ても不快な光景でしたね。

ジェームズ  ああいうことが平気でできるのが極左なんです。彼らのような輩が今、中絶容認議論を独占しているんだということを日本の人々は知らないといけません。中絶容認派も異常なんだということです。そして、この異常な極左がいま政権を握り、メディアを握っているためにアメリカの自由主義は全体主義に向かって暴走しているのです。しかも、多くのアメリカ国民はそれにまったく気づかずに全体主義にかぶれ始めているのです。

──日本もかぶれ始めていますかね?

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