米「中絶権利認めず」、メディアが報じない本当の意味
米最高裁「中絶権利認めず」、メディアが報じない“本当の意味”とは? 容認派の闇と極左の陰謀をジェームズ斉藤が暴露
【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】
※ 記事末尾にジェームズ斉藤からトカナ読者への緊急報告を掲載!

ジェームズ斉藤(以下、ジェームズ) 日本の人たちに注目してもらいたい重大なニュースがあります。6月24日にアメリカ連邦政府が人工中絶の合法化の判決を覆した事件です。
──日本でもそこそこ話題になった事件ですね。アメリカは人工中絶を禁止にした、前近代的な国だというイメージが付きましたけど、これが重要な事件なんですか?
ジェームズ 実はこれはとても重要で、アメリカという国の問題を理解するための大きなヒントになります。なのでピックアップしたのですが、まず、最初に言っておきたいのは日本で言われている「アメリカは前近代的な国だ」といったイメージはまったくの間違いです。というのも、米最高裁は人工中絶を禁止になどしていないからです。最高裁は「中絶は権利ではなく、それを許可するか、しないかの判断は州政府に委ねる」としただけです。つまり、「こういう人間の根本に関わるような問題を中央政府がどうこう言うべきではない。各州の自治に任せる」という判決で、これはアメリカの建国の精神に則ったとてもフェアなやり方なんです。
──そう聞くとだいぶイメージが変わりますね。僕はてっきり中絶が禁止になって、「カトリックの原理主義者って聖書から離れることができない非科学的人たちなんだな」と思ってました。
ジェームズ そこなんですよ、問題は。いまの日本、そしてアメリカの主要メディアもそういう論調で、「狂信的なカトリック原理主義者が中絶という女性の権利を奪おうとしている」というものばかりです。しかし、その考え方はアメリカの片面しか代表していませんし、アンフェアです。そもそも中絶が合法であるという判決を出したのは保守のニクソン政権時代なんです。保守がなぜ中絶を支持したのかというと当時は避妊薬がほとんどなくて、仕方なかったという背景があったんです。さらに判決が出た1973年はヒッピーの時代で、若者はドラッグ漬けだったのに加えて、ベトナム反戦運動もあってアメリカは極左だらけでした。その様な輩が「フリーセックス」の名の下にヤリまくり、「崩壊家庭」を大量に生み出しました。それでニクソン政権も渋々これは仕方ないということで中絶を合法とする判決を下したんです。しかし、今このタイミングで判決が覆された背景には避妊の技術の向上があります。アフターピルなども出てきて技術的に避妊はすぐにできる時代になったのだから中絶のような乱暴なことはやめるべきだということです。
──確かに中絶は乱暴と言えば乱暴ですね。しかし、レイプとかでの妊娠の場合はどうなんですか?
ジェームズ ですから、そこは各州の判断に委ねたということです。理論上、テキサス州が中絶禁止であってもカリフォルニア州では中絶ができますから、テキサス州の人もカリフォルニアに行って手術すればいいんです。
──だからそこですよね。州によって対応が極端に違ってくるのも問題ですよね?
ジェームズ はい。予想通り、何が起きたのかというとミシシッピーなど超保守のトランプ派の州は中絶を完全に違法とする方針を出したんですね。アフターピルも全部ダメです。なぜかというと、彼らの生命誕生に関する理解というのは受精の瞬間なんです。ですから、アフターピルではもう遅いんです。中絶そのものがすべてダメで、極めつけは強姦とかされた場合もダメなんですね。それさえ受け入れないといけないという。なぜなら、キリスト教の予定説が働いていて、強姦されたことは神に用意されたことだという考え方なんです。
──やっぱりメチャクチャじゃないですか。
ジェームズ ですから、それも行き過ぎているんですね(苦笑)。その一方で中絶賛成派はフリーセックス派でセックスだけを楽しみたい、避妊をしないで楽しみたいという人たちが多く、無責任なんです。そもそも今回、判決が覆された「ロー対ウェイド事件」というのはジェーン・ロー(仮名の女性という意味)という未婚の女性が3人目の子供を妊娠したのでもう育てられないということで堕胎した事件で、当たり前の感覚として「身勝手じゃないか、子供の命をなんだと思っているんだ」という意見が普通に出るものなのですね。
──議論の発端となる事件がレイプとかではなかったと。
ジェームズ そうです。そこから始まる話ですから、中絶には反対だという意見も別段おかしいわけではないのです。そして、ここが一番日本人が誤解している部分ですが、この問題は倫理観や哲学の問題ではなく、宗教の問題だという点です。つまり、キリスト教潰しがあるんです。
──キリスト教潰し!?
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