160年前から忽然と現れては消える邸宅の謎! パラレルワールドか“場所の記憶”か、近寄ってみると…!
2022.07.20 17:30
では、同地でいったい何が起きているのか? 「ローアム蜃気楼」を説明する最もミステリアスな理論の1つは、それがいわゆる「タイムスリップ」であるというものだ。時空が希薄なスポットでは、場合により過去の光景を見ることができるという説明である。この場合、人々や建造物、さらには町全体が過去から現れ、しばしば本物の質感に見えるが、次第に薄い空気へと消えていくという。
また、この邸宅が「場所の記憶」と呼ばれるものの実例だとする理論もある。特定の場所に過去の光景が記録されており、それがフィルムのように浮かびあがり何度も再生されるが、あくまでも特定の条件下で特定の人々に向けてのみ示されるということだ。
さらには、パラレルワールド説、幻覚説、誤認説から、嘘やデマというものまで、考察は枚挙に暇がない。ここで実際のところ何が起きているのか、そして、どのように説明できるのか。答えが何であれ、「ローアム蜃気楼」はこの地域に特有の伝承であり、この先もミステリーであり続けるのかもしれない。
参考:「Mysterious Universe」、ほか
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