英国を恐怖に陥れた殺人鬼「片足の悪魔」の犯行全貌！ 棺桶に押し込み、ハンマーで… 刑務所でも暴走！

画像は、「The Sun」より

　英国で現在も収監中の囚人、マイケル・ベネマン・サムズはかつて「片足の悪魔」と呼ばれて人々を恐怖の底に突き落とした殺人鬼だ。

　サムズは1990年代初頭に2人の女性、ジュリー・ダートを殺害し、ステファニー・スレーターを誘拐して身代金を奪った。ステファニーは命を奪われずに解放されたが、性的暴行を受けた。

　サムズはヨークシャーのウェスト・ライディングにあるキースリーで生まれ育った。20歳で商船隊に加入し、3年後にキースリーに戻ると、リフトやセントラルヒーティングの技術者を経て、自らの会社を設立して事業を始めた。しかし、1976年に車を盗み、虚偽の保険金請求を行ったため有罪判決を受けると、服役中にがんになって片足を切断。釈放後、事業を売却して電動工具メーカーに就職し、1980年代には電動工具を販売する新しい事業を始めた。

　サムズには3回の結婚歴がある。最初の妻との間に2人の息子がいるが、彼女との関係は服役する直前に破綻した。その後、2人目の妻との離婚を経て、誘拐容疑で逮捕された当時のサムズは3人目の妻とともにノッティンガムシャーのサットン・オン・トレントに住んでいた。

画像は、「The Sun」より

　1991年7月9日、サムズは地元の歓楽街まで車を走らせ、セックスワーカーの女性、ジュリー・ダート（当時18）を誘拐した。彼女に目隠しをして倉庫に連れ込むと、床に鎖でつながれた棺桶型の箱に押し込んだ。

　翌日、サムズはジュリーの母親に14万ポンド（約2245万円）を要求した。警察が身代金を渡すことに同意したとき、引渡場所を告げる前に電話を切った。サムズはこの時点ですでに彼女を殺害していたのだ。

　後に、服役中のサムズは「彼女を生かしておくつもりは一切ありませんでした」と述べた。彼は別の誘拐の練習として歓楽街で犠牲者を探したという。不幸なことに、ジュリーは彼の車に喜んで乗り込んでしまった。彼女は、セックスワーカーとして働くのが初めてであると話し、その経験不足をサムズに利用された。サムズは、靴を脱ごうと身をかがめたジュリーの首にロープをかけた。

「かがんでいる彼女に、私は『叫ぶな』と言いました。本当に、彼女は悲鳴を上げませんでした。首に巻いたロープを引っ張っていたので、彼女は動けなくなっていたのです。彼女は私におびえていました。私の人生において彼女ほど私を怖がった人はいませんでした」（サムズ）

　サムズは無抵抗のジュリーを倉庫に連れ込み、彼女の首を絞めて気管を圧迫した。

「彼女は用を足したがっていたので、私はトイレに行くのを許可しました。その後、『おまえの手を後ろで縛りたい』と告げ、彼女をマットレスの上に横たえると、そばにあるハンマーが目につきました。私は（命を奪うことなく）気絶させるために人を殴る方法を知りませんでした。ただそれだけです」（サムズ）

　ジュリーが行方不明になってから10日後、彼女の遺体が農場で発見された。サムズは遺体を「どこに放棄したのかわかりません。線路沿いだったのはたまたまです」と語った。

 
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