「意識とは宇宙の振動である」有名博士の新理論
「意識とは宇宙の振動である」有名博士が発表! 万物に心が存在、「意識の共鳴理論」が超アツい!

※ こちらの記事は2019年4月7日の記事を再掲しています。
「我思う故に我あり」とはフランスの哲学者ルネ・デカルトの有名な言葉だが、私たちはこの“思い”の正体を知っているだろうか? 何人もの科学者・哲学者が生涯をかけて意識の解明に取り組んできたが、まだ我々はこの問いに答えられていない。意識とは一体何であるのか?
「goo国語辞書」によると、意識とは「心が知覚を有しているときの状態」、「物事や状態に気づくこと。はっきり知ること。また、気にかけること」となっているが、これではあまりにも曖昧で主観的な定義だ。
一方、科学者らは意識を客観的に説明しようと試みてきた。彼らは意識に脳の存在が伴っていることに注目し、意識は物質から成り立っているはずだと考えてきた。では、意識は脳のどこにあるのか?
以前トカナでもお伝えしたように、米「アレン脳科学研究所」のクリストフ・コッホ教授率いる神経生物学者の研究チームが、「ニューロン細胞が集まる灰白質「前障」に位置する3つの脳細胞が意識の発生源である可能性が極めて高い」という研究結果を出している、しかし、まだ仮説の域を出ておらず、他の部位に注目する研究も数多くあるのが現状だ。

意識の発生源が脳の特定の場所にあるとする考えは、松果体が意識の源だと考えたデカルトにちなんで「カルテジアン劇場」と呼ばれる。脳のなかに小人がいて、その小人はスクリーン上に映し出される感覚データを見ている。これが意識現象だというわけだ。
一方、アメリカの哲学者ダニエル・デネットはカルテジアン劇場を批判している。デネットによると、脳は情報を分散された形で処理しながら意識を生み出すため、脳の特定の場所に意識を置くことはカテゴリー・ミステイクだというのだ。
そこでデネットは、カルテジアン劇場に対して、脳内の複数のプロセスから意識が織り出されるとする「意識の百鬼夜行モデル(pandemonium)」を提唱した。
物理主義者でもあるデネットは、意識を持つAIは可能だとする立場を取っている。人間の脳のニューロン活動もそれぞれは機械的な反応に過ぎないため、それを再現することができれば複数のニューロンの相互作用から意識が“創発”されるというわけだ。

カルテジアン劇場型のモデルが“還元主義”であるのに対し、百鬼夜行モデルは“全体論的”と言うこともできるだろう。もちろん科学者も全体論的な意識モデルを模索してきた。中でも技術系ニュースサイト「Interesting Engineering」(4月1日付)が紹介しているカリフォルニア大学の研究者タム・ハント博士らの研究は究極の全体論的モデルだ。
ハント博士は「意識の共鳴理論」を提唱している。宇宙論の1つである超ひも理論では粒子がひもの振動として表現されているように、宇宙にある全てのものは程度の差はあれ振動していると考えることができる。すると、振動は普遍的な性質と言えそうだ。
この理論のすごいところは、万物が意識を持つとする点である。万物が振動しているならば、原子ひとつから人間まで全てのものはある種の意識を持つというのだ。
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