「日本人が最も自殺しやすい温度」判明、 9月は本当に危険! 暑さと自死リスクに相関、地球温暖化で世界が自滅へ
※ こちらの記事は2020年9月14日の記事を再掲しています。
日本の猛暑が止まらない――。気象庁によると今年の8月は、1日も欠かさず気温35度以上の猛暑日が観測され、統計が発表されるようになった2012年以降、初めてのことだったという。
しかし、高温化は日本だけの問題ではない。世界的にも気温は上昇しているが、ここに気温にまつわる見過ごせない分析結果がある。それは温度と自殺率の高さには、相関関係があるというものだ。
■気温が高いほど自殺率が高くなる
自殺は複雑な要因が絡まり合っており、多くの場合、「精神疾患」の分野で研究されている。
そして、自殺傾向にも季節によって変動があることがわかっている。通常、春の終わりから初夏にかけて自殺率は高く、冬の数カ月中には減少する。そこで一部の研究者は「環境(気温)」と「自殺率の上昇」の観点から研究を始めた。
研究者たちは、12カ国(ブラジル、カナダ、日本、韓国、フィリピン、南アフリカ、スペイン、スイス、台湾、英国、米国、ベトナム)の341都市で調査を実施した。ただし調査期間は4年から40年までとかなり幅がある。
まず、毎日の自殺データと気象変数をサブグループ分析(男性と女性の自殺率、年齢の違いなど)も用いて、月間自殺率と時期を集計した。
さて、分析結果を端的に言うと、気温が高いほど自殺のリスクは高くなる。上記はこの研究結果をモデル化したものだが、米国のような比較的涼しい国では、グラフは直線を描く可能性が強い。一方、ベトナムなどの1年を通じて暖かい国では、グラフは非線形を描き、逆Jカーブとして現れやすい。
そこで研究者たちは、いくつかの国では、周囲温度と自殺の間に非線形の関係が存在し、自殺のリスクを最大化する「臨界温度範囲」というものが実在するかもしれないと仮定した。その「臨界温度」の気温だが、日本では25.5度、フィリピンでは28.2度、カナダでは24.2度だということが、このモデルによって示された。
また別の研究で、2050年までに気温の上昇が自殺率に与える影響を計算したところ、「米国1.4%、メキシコ2.3%」と、それぞれ自殺率が上昇することが予想されているという。
米カリフォルニア大バークレー校のソロモン・シャン准教授は、「地球温暖化が紛争や暴力に及ぼす影響について、何年も前から研究しています。そして気温が上がると、人間の争いが増えることが数値で現れています」と述べている。
そして今回、暑さの影響で他人を傷つけることに加えて、一部の人々は自分自身を傷つけている可能性も高まる事が示唆されたという。シャン准教授によると、熱は人間の精神に大きな影響を及ぼし、危害を加えるかどうかの決定に大きな影響を与えるというのだ。
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2024.10.02 20:00心霊「日本人が最も自殺しやすい温度」判明、 9月は本当に危険! 暑さと自死リスクに相関、地球温暖化で世界が自滅へのページです。自殺、紛争、温暖化、暴力、気温などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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