精神病院入院記 「元妻への病的なまでの愛情に苦しむ中年男性」の思い出
2022.09.24 07:00
■「明けない夜はない」は綺麗ごとではない
現在、私は大勢の人の助けがあって、回復することができた。通常就労をしながら、一人暮らしができるようにまでなった。険悪だった家族との仲も良くなり、幸せな日々を送っている。高校生の時に精神を病み、ここまで来るのに15年もかかってしまったが、だからこそ、帰る場所があるありがたみを心底実感している。
私の主治医は「優生法があった時代ならあの頃の君は間違いなく去勢されていただろう。本当に良くなり人として成長した」と言ってくれた。コロナ禍の今、読者の皆さんの中にも精神を病み、どん底の生活を送っている人がいるかもしれない。だが、どうか自らの命を絶つのではなく、生きていてほしい。きれいごとに聞こえるかもしれないが、明けない夜はない。これは私が精神病院でさまざまな人々と出会ったことで確信した正真正銘の事実だ。
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