NASAが150以上のUFO目撃例を調査へ! 2023年に結果発表、宇宙人の存在証明なるか?

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画像は「Getty Images」より

 NASAが150以上の歴史的なUFO目撃談を分析するための調査チームに2人の元宇宙飛行士を参加させ、注目を集めている。

 この調査は膨大な数のUFOの未分類データを16人のチームメンバーとAIで解析し、さまざまな謎めいた目撃証言の原理を解明することを狙うもの。調査は24日月曜日から9カ月間行い、2023年半ばに結果を発表する予定とのこと。なお、この調査は過去20年間に軍が目撃したUFOの144種類のビデオを公開した、50年ぶりの米国議会公聴会に続くものである。

 この研究を指揮するNASA関係者のダニエル・エヴァンス氏は「この度NASAは世界有数の科学者、データとAI、航空宇宙安全の専門家たちを、科学とデータの全力をUAPに適用する方法を追求する任務のために集めました。この調査結果は、NASAの透明性、開放性、科学的誠実性の原則と合わせて一般に公開されます」と述べている。

※UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。

 これまでNASAは、UFO=宇宙人が存在する証拠とする説を否定し続けてきた。しかしこれは安直にUFO=宇宙人と結びつける事を避けるというもので、例えばUFOの正体が実は飛ばされた風船やビニール袋のような物体であるかもしれないし、何らかの自然現象の結果によるものかもしれないと語っていた。多くの人々が目撃するUFOの正体をより速く突き止めるためにはどうすればいいのか。どのような科学的アプローチを行うと良いのか。そういった点を検証し、分析していくのが今回の研究チームの目的になる。

 ワシントンのNASA本部の科学担当副長官であるトーマス・ズルブチェン氏は「NASAは、科学的発見のツールが強力であり、ここでも適用されると信じています。私たちは、宇宙から地球を幅広く観察することができます。そして、それは科学的探究の活力源です」と語っている。

参考:「Daily Star」、ほか

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

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文=飯山俊樹(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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