爬虫類型ヒューマノイド「ディノサウロイド」がレプティリアンに激似
爬虫類型ヒューマノイド「ディノサウロイド」がレプティリアンに激似… 恐竜が“知的生命体”に進化した?

6600万年前の隕石衝突で恐竜は絶滅したと考えられているが、もし小惑星が地球に衝突せず、恐竜が生き残った場合、どんなことが起こっただろうか? 高度に進化した猛禽類が月面着陸に成功したり、恐竜の科学者たちが相対性理論を発見し、信じられないことに哺乳類が地球を支配することになったという仮説の世界について議論していたかもしれない……。
1980年代、古生物学者のデイル・ラッセルは、肉食恐竜が知的な道具使いに進化するという思考実験を提案した。これは「ディノサウロイド」」と呼ばれた。
バース大学の古生物学者ニコラス・R・ロングリッチ氏が、ディノサウロイドの可能性について考察している。
ロングリッチ氏によると、恐竜は大きな体をうまく使っていたが、脳はそれほど使いこなせていなかったようだ。恐竜は時代とともに脳が大きくなる傾向を示しているものの、ティラノサウルスの脳の重さはわずか400グラム、ヴェロキラプトルにいたっては15グラムしかなかった。人間の脳の平均的な重さは1.3キログラムであることを考えると、かなり小ぶりだ。
1億年の恐竜の歴史の中で、もし小惑星の衝突がなかったら、おそらく超巨大で首の長い草食動物や、ティラノサウルスに似た巨大な肉食動物がまだ生息し、脳が少し大きくなったかもしれないが、天才的な進化を遂げたという証拠はほとんどないという。
一方で哺乳類は脳を複雑に進化させて、遂には現生人類にまで至ったわけだが、これは恐竜が絶滅したから起こったことなのだろうか?

そうとは言えないとロングリッチ氏は指摘する。霊長類の進化の歴史を見ると、私たちの進化は決して必然的なものではなかったというのだ。
3500万年前に南米に到達したサルは、より多くのサルの種に進化し、霊長類は、5500万年前、5000万年前、2000万年前と、少なくとも3回に分けて北アメリカに到達していたが、核兵器やスマートフォンを作るような高度な知性は持たなかった。
具体的な理由は不明だが、アフリカだけで霊長類は独自の進化を遂げることができた。アフリカの動物相、植物相、あるいは地理的な何かが、陸上で、大きな体で、大きな脳を持ち、道具を使う霊長類である類人猿の進化を促した。恐竜がいなくなっただけでなく、何か特別な理由が他にあるとロングリッチ氏は言う。
いずれにしろ、恐竜は知的生命体に進化することはなかっただろうというのがロングリッチ氏の結論だ。とはいえ、「恐竜が知的生命体にまで進化していたら……」というSF的な想像は刺激的である。その存在がまことしやかに噂されている爬虫類型ヒューマノイド「レプティリアン」が、実は絶滅を免れた恐竜が独自に進化した姿であった、などと妄想してみるのも楽しいかもしれない。
参考:「The Conversation」ほか
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