顕微鏡必須「0.04ミリのレコード」を作成! 40秒の曲を収録、赤血球にサインを書けるナノ3Dプリンター技術

顕微鏡必須「0.04ミリのレコード」を作成! 40秒の曲を収録、赤血球にサインを書けるナノ3Dプリンター技術の画像1
画像は「YouTube」より

 海外にて、クリスマスシーズンに合わせて「世界最小のクリスマスソングのレコード」が発表されて話題になっている。その直径はなんと40マイクロメートル(0.04 ミリメートル)という顕微鏡でもないと見つけることさえできないとんでもなく小さなサイズなのだ。

 DTU Physicsの研究チームが作成したこのレコードには、人気のクリスマスソング「Rocking Around the Christmas Tree」約40秒が収録されているという。レコード本体は新しいナノ彫刻機「Nanofrazor」を使って作られたもので、これまでのものよりもはるかに小さな解像度で表面にパターンを刻むことができるという。

この機械について、ピーター・ボギルド教授は次のように語っている。

「Nanofrazorはモナリザの複製を12×16マイクロメートルの面積に10ナノメートルの画素サイズで作ったり、DTUの創設者であるハンス・クリスチャン・オーステッドの画像を8×12マイクロメートル、ピクセルサイズ254万DPIでプリントするなど多くの実験を行ってきました。具体的なスケールに例えるならば、この機械は赤血球にサインを書くことさえできるのです」

 非常に高解像度のものを出力できるナノサイズの3Dプリンターと言えるだろうか。今後、この機械はさまざまな分野で活躍することになるだろう、と多くの専門家が期待の目を向けている。

参考:「Unexplained Mysteries」ほか

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

関連キーワード:,

文=田中尚(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

ミステリーニュースステーションATLAS編集部員
ミステリー&オカルト専門ニュースサイト「ミステリーニュースステーションATLAS」では、UFO、UMA、幽霊、怪談、都市伝説など過去から最新のニュース紹介。

田中尚(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)の記事一覧はこちら

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

人気連載

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.02 20:00心霊

顕微鏡必須「0.04ミリのレコード」を作成! 40秒の曲を収録、赤血球にサインを書けるナノ3Dプリンター技術のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで