魔の海域で「幽霊船」が発見される! なぜ無人船が漂流していたのか?
飛行機や船が乗組員ごと、SOSコールも残骸の痕跡もなく消えてしまう謎の三角海域バミューダ・トライアングル。この「魔の海域」はバミューダ諸島、プエルトリコ、フロリダ半島を結んだ三角形の間に位置している。
そんなバミューダ諸島から数百マイル離れた所を漂流する「幽霊船」が発見されたという報告が寄せられた。
この船はオーシャン・リサーチ・プロジェクト(Ocean Research Project)のヨットが調査航海中に発見したもので、ヨットに乗船していた研究者たちが漂流している船に近づいた所、船に帆が張られておらず、モーターも動いていない上に「誰の気配もない」ことに気づいたという。船内で誰かが倒れているのかもしれないと心配になった二人は船に乗り込んだが、全くの無人であることが判明したそうだ。
幽霊船に乗り込んだマット・ラザフォード氏は「ドアを開けたり、キャビネットを開けるのが怖かった」と話す。結局まったくの無人だったことが判明して一安心したのだが、ヨットが漂流していたのはバミューダ諸島から約1300km、アメリカから約2500km離れた大西洋の中。いったいどうやってここまでたどり着いたのか、彼らにはわからなかったという。ともあれ、彼らは幽霊船をロープでつなぎ、近くのバミューダ諸島まで牽引して帰航することにした。途中で燃料切れになり貨物船からガソリンを補給してもらったりしてバミューダ諸島へ向かっていたが、最終的に牽引ロープが舵に巻き付いてしまったため、ロープを切断せざるを得なくなる事態に陥った。
後に、この幽霊船はアイルランドの「ロイヤル・アイリッシュ・ヨット・クラブ」に在籍するウルフハウンド号であることが判明。持ち主のアラン・マクゲティガン氏と乗組員のデクラン・ヘイズ氏、モーガン・クロウ氏、トム・マリガン氏の4名が乗船していたが、強風と大波のため転覆。バミューダ諸島の北64マイルでギリシャの貨物船に無事に救助された。そのため、ヨットは無人で漂流することになったのだ。マクゲティガン氏は批難の際にヨットに積んでいた緊急ビーコンを作動させており、9週間後にラザフォード氏らのチームによって偶然発見され、回収されることとなったとのこと。
参考:「The Sun」ほか
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2024.10.02 20:00心霊魔の海域で「幽霊船」が発見される! なぜ無人船が漂流していたのか?のページです。幽霊船、バミューダトライアングル、魔の海域などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで