トルコの「UFO映像」はやはり本物か? 3体の宇宙人も確認、公的機関による8つの検証結果

 ガラス張りの操舵室に立つエイリアンの姿がはっきりと見える驚愕のUFO動画はやはり本物だったのか――。撮影されたビデオの検証があらためて行われている。

UFOのフロントウィンドウに3体の“人影”

 2007年から2009年にかけて、トルコのイスタンブール近郊にあるクンバーガスの町で一連のUFO目撃事件が発生した。ほかのUFO目撃事件と一線を画す特徴は、なんとUFOに搭乗しているエイリアンの姿が確認できるのである。

 沿岸上空のこのUFOを最初に撮影したのは地元警備員のヤルシン・ヤルマン氏で、マルマラ海上空を漂うUFOの驚くべき姿をとらえた。

 2009年にはUFO研究者の故ロジャー・レアー博士を含む撮影チームが現地を訪れて撮影に成功し、精巧に作られたメタリックな質感を持つUFOの中央にある大型の“フロントウィンドウ”には、3体のエイリアンらしき“人影”が浮かび上がっていたのある。

トルコの「UFO映像」はやはり本物か? 3体の宇宙人も確認、公的機関による8つの検証結果の画像1
画像は「YouTube」より

 これらのビデオは、トルコの2つの機関、「トルコ科学技術研究委員会」と「TUG国立天文台」によって検証され、本物には何ら手が加えられていないことが裏付けられた。

 オリジナルのビデオテープは日本、チリ、ブラジル、ロシアでも見分されたが、やはり加工や修正は加えられていないことが判明した。

 映像を分析した「シリウスUFO宇宙科学研究センター」のハクタン・アクドアン氏はこれらの画像はトルコおよび世界で最も重要な画像であると指摘し、目撃されたこれらの物体は物理的および物質的な構造を持ち、飛行機、ヘリコプター、流星、金星、火星、人工衛星、火の玉、ちょうちん、火の玉、気象観測気球、自然現象や大気現象などのいずれでもなく、UAP/UFOのカテゴリーに分類されるのもであると言及している。そして機内にいるエイリアンの存在にも触れている。

「画像には1機のUFOだけでなく、2つの存在の頭部も見えます。これは世界初(の映像)です。これらはトルコの歴史の中で撮影された最も注目に値する写真です」(アクドアン氏)

トルコの「UFO映像」はやはり本物か? 3体の宇宙人も確認、公的機関による8つの検証結果の画像2
画像は「YouTube」より

 22年間に及ぶアクドアン氏のUFO研究の中で初めて目にするものであり、これらの画像はUFO学に大きな影響を与えるだろうと付け加えている。

「これらの存在は一般に、資源が豊富な地域、火山地域、歴史的な場所で見られます。核実験の後、彼らはより頻繁に来るようになります。おそらく放出された放射線は近隣の宇宙にも害を及ぼし、宇宙のバランスを崩します。おそらく彼らはこの危険なプロセスを観察しているのでしょう」(アクドアン氏)

UFO映像の8つの分析結果

 トルコ科学技術研究委員会が発行した報告書によると、映像分析によって次のような結果が得られた。

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画像は「YouTube」より

●画像はデジタルNTSC形式で記録された。

●ビデオの日付は収録が2007年、2008年、2009年に行われたことを示している。

●オブジェクトの画像と映像は、コンピューターアニメーション、特殊なビデオ効果、またはスタジオで再現された画像やモデルではない。

●このビデオが夜間かつ屋外で撮影されたものだが、デジタル日付表示では特定のフレームでは午前が表示され、別のフレームでは午後が表示されるという事実は、記録が行われた時刻の妥当性について疑問が持ち上がる。

●一部の映像ではオブジェクトの実際の位置、距離、寸法および性質を特定することはできなかった可能性がある。

●複数の日付の撮影を調査すると、2~3つの異なる物体が撮影された可能性が高い。しかし物体が動いているかどうかを判断することは困難である。

●物体上の光の反射は月光によって引き起こされる場合もあれば、他の光源によって引き起こされた場合もある。

●8月10日の映像で見られる物体の左側からの光の反射は、月光によって生じたものではない。さらに映像の一部を画像処理で解析したところ、物体の中心部は背景と同じ濃度、つまり透明な性質を持っていることが判明した。

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画像は「YouTube」より

 一部からはこのUFOは空に浮いているのではなく、遠くの海上に浮いているボートではないかという指摘もあるのだが、イギリスのUAP研究団体「UAP Media UK」のアダム・ゴールドスタック氏や、元F-16戦闘機パイロットでUFO研究家のクリス・レート氏によると、それは測量計算的にもつじつまが合わないということだ。しかも当時のトルコの主流メディアで報道されたにも関わらず、そのボートが自分たちのものであるという声や、夜中にこの付近を航行していたなどと名乗り出た人物は今に至るまで一人もいないのである。

 ゴールドスタック氏は「分析の観点から見ると、トルコ・クンブルガズのUFO事件は、鮮明で複数のビデオ映像が得られたという点で独特です。このケースを通じて、行動パターン、時刻、日付を表示する連続データも得られます」と今なおこの映像が貴重なものであることを指摘している。

 マルマラ海上空のUFOとエイリアンの映像はこの世に非人間テクノロジーが存在することの強力な証拠となるものなのか。そして彼らは何かのっぴきならない事情で目撃されるリスクには構わずここに駆けつけたのだとすればそれも大いに気になるところだ。

参考:「Howandwhys」ほか

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文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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