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トランプが大統領選で絶対に勝利するシナリオとは？バイデンが恐れる計画…ジェームズ斉藤

2023.12.18 12:10 文＝ジェームズ斉藤

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──最近、アメリカについてあまり聞いてなかったんですけど、ハンター・バイデンの裁判でハンターが起訴されたり、移民問題が民主党内でも問題視されるようになったりで、大統領選はトランプが有利になりそうですが。

ジェームズ　すでに路線は確定していると思ったほうがいいと思います。このままトランプVSバイデンの構図がダラダラ続いていくと思います。

── 民主党内ではバイデン外しが進んでいるという話もありますが、結局、トランプVSバイデンなんですね。

ジェームズ　100%確実だとは当然言えませんが、民主党はバイデン以外に人材がいませんからバイデンで行くでしょう。なので、彼らに残された手段はトランプ潰ししかないので、来年からそれが本格化します。なにしろ、トランプは来年、少なくとも４つの刑事裁判を抱えています。一つは20年の大統領選に介入したという理由でジョージア州の大陪審に起訴された事件、もう一つは元ポルノ女優への口止め料支払いに関する事件、そして21年１月のアメリカ議会襲撃事件に関する裁判があります。この３つが３月に行われる予定で、さらに５月には機密文書持ち出し事件でも裁判が始まる予定です。

──大統領選どころじゃないじゃないですか！　民主党は相変わらず、汚い手ばかり使ってきますね。

ジェームズ　おそらくですが、なんらかの罪をでっち上げられて刑務所に入れられると思います、トランプは。

──えっ!?　じゃあ、大統領選には出られない!?

ジェームズ　いえ、それが大丈夫なのです（笑）。大統領選には出馬できます。1920年の大統領選で刑務所に入ったまま立候補した人がいるんです。なので刑務所に入ったまま大統領選を継続して、たぶん当選すると思います。

──と、当選までするんですかァ!?　

ジェームズ　可能性は高いです（笑）。なぜなら、これは十字架に架けられたイエスの状態になるからです。トランプは殉教者になるんです、アメリカの福音派にとっては。

──確かにそうですね。逆に刑務所に入ったほうが当選する可能性が高いみたいな（苦笑）。

ジェームズ　実はそうなんですよ（苦笑）。いま共和党内で真剣に議論されているシナリオとしては、トランプが刑務所に入れられて、刑務所の中で大統領選をやって11月に当選。 2025年１月にアメリカ大統領の宣誓式を刑務所でおこなって、その直後に自分自身を恩赦するんです。大統領の特権として恩赦ができるので。

──それは面白すぎますね（笑）。

ジェームズ　トランプの第二期目の最初の仕事は自分に対する恩赦です（笑）。私の共和党関係者の間ではこんなことを真剣に討議しています。

──面白いですが、アメリカは大丈夫なんですか？いろいろ心配になってきますが（苦笑）。

ジェームズ　奇想天外ですが、このシナリオが動き出したら絶対に勝てます。なにしろ殉教者ですから（苦笑）。

──まあ、ともかく、トランプが捕まる可能性はあると。

ジェームズ　はい、それは十分にあります。民主党側は本気でそれを考えています。なので、捕まった時の想定はしておかないといけません。それがこの収監中での立候補で、逆にそれは殉教者トランプ人気をかきたてることになるだろう、というのが共和党関係者のいまの意見です。

──なにがあってもいいような準備だけはしておくんですね。

ジェームズ　もちろんです。逆に民主党側はトランプを収監したあとは身動きが取れないようにしてくるでしょう。そのあたりのせめぎ合いですね。もちろん、捕まらないこともありますから、そうなったらバイデンでは勝てないでしょう。そこで民主党は再び不正選挙をしてくる可能性は十分にあります。先日、民主党の選挙対策本部の関係者と打ち合わせをしましたが「2020年のように2024年もすでにバイデン勝利で確定している」と言っていました。ただし、いま一番の懸念は来年３月から連続するトランプ裁判です。そこをどう乗り切るかが最初の山場になると思いますね。

──そして仮に裁判で負けて収監されても大丈夫だと。

ジェームズ　そういう準備はしています。アメリカには「犯罪者が大統領になってはいけない」という規定がないというのが、今回のトランプ獄中での立候補作戦の肝です（笑）。

──大統領選挙なのに、かたや不正選挙、かたや獄中出馬と、凄い国になりましたね、アメリカは（苦笑）。

ジェームズ　正真正銘のトンデモ国家ですね（苦笑）。

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