ビッグフット・ハンター志望者、“ビッグフット射殺の合法性”について問い合わせ保安官を動揺させるが「メスは撃たないと誓う」

 北米大陸を代表するUMAのビッグフットは山林に生息しているとされるため、ハンターや林業に従事する人々やキャンパーに目撃されることが多いようだ。ではもしハンターがビッグフットと遭遇してしまい、故意または偶然にビッグフットを仕留めてしまった場合、どうなるのか。狩猟法等何かしらの法に違犯する可能性はないのだろうか。

 先日、アメリカはワシントン州のある警察署が「ビッグフット・ハンター」を志望する男性から「ビッグフットを撃つと刑務所行きになるのかどうか知りたい」という奇妙な問い合わせを受けた、と発表して話題になっている。

 地元メディアの報道によると、先週同州のスティーブンス郡保安官事務所は「4月にこの地域を訪れ、ビッグ・メドー湖周辺でビッグフットの捜索をする予定」だと語る人物からの通報を受けたという。 驚きながらも事務所側がよくよく聞いてみたところ、その男性は「ビッグフットに関する州の規定が不明確であるため確認したい」として問い合わせてきたことが判明した。

 男性はビッグフット・ハンターを志望しており、スティーブンス郡で有名な未確認生物を撃つことは違法なのか、通常の狩猟免許でも許されるのかと尋ねてきたのだ。話の途中で動揺を察したのか、男性は「もちろん、メスのビッグフットを狩ったり撃ったりすることはない」と断言したという。

 深刻そうに思える通報だったので事務所側も回答には頭を悩ませたそうだが、最終的にはビッグ・メドー湖周辺を管轄するペンドオレイユ郡保安官に連絡するようハンターに指示したとのこと。 また、「スティーブンス郡にはビッグフットはいない。もし本当にいるならば、我々保安官代理の誰かが、今頃パトカーで誤って轢いてしまっているはずだからです」と答えたそうだ。

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文=加藤史紀(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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