古代の日本にエイリアンがいた決定的証拠!?国内で発見された知られざる「異形の人面石」2つを徹底解説

 オカルトファンならご存知の通り、世界各地の古代遺跡にはどう見ても人間ではない何者かを象った石像や壁画が多数残されている。その正体はエイリアンではないかという説も根強く、例えば古代シュメール人が残した石像は人類に文明をもたらした宇宙人「アヌンナキ」ではないかとも言われているのだ。もちろん、日本にも宇宙人を象ったような謎の石像が多数存在している。今回は、2015年11月に配信した、日本の怪しい人面石にまつわる記事を再掲する。

紀元前2300年頃のアッカドの円筒印章。アヌンナキのうちの3人、イナンナ、ウトゥ、エンキの神々が描かれている。Version 1 Version 2, パブリック・ドメイン, リンクによる

 どうも、オカルト・怪談を研究している吉田悠軌です。

 皆さんの中で、宇宙人を見かけた人はいらっしゃいますか? 残念ながら僕にはハッキリしたコンタクト体験は一度もありません。とはいえ地球人と見分けがつかないように擬態されていたら、知らず知らず街中ですれ違っている可能性も否定できませんよね。

 なにしろ今はSNS社会。セレブや芸能人が飲食店やホテルを訪れようものなら「うちの店に○○が来てんだけどwww」と従業員にリークされてしまう時代です。宇宙人さんだって下手に姿を現せば、1秒後には画像つきでX(旧Twitter)にさらされてしまうでしょう。米軍基地などにコッソリ潜むか、完璧に地球人にシェイプシフトしなければ即効で身バレしてしまう……世知辛い世の中となったものです。

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※画像:「Wikipedia」より

 ただ、もっと大らかだった古代文明の頃は、宇宙人も気軽に素顔を見せてくれていたようですね。シュメール人が遺した巨大な目玉の人物像をご覧になった方々も多いでしょう。あれは惑星ニビルから人類に文明をもたらした「アヌンナキ」なる異星人を象ったものとも言われております。

 残念ながら、こういった古代人による「宇宙人の素顔」を思わせる遺物は、日本にはあまり残されていません。ユーラシアや南米大陸の「石の文明」に対し、日本の「木の文明」はどうしても経年劣化が激しいから、という理由もあるでしょう。しかし日本にも、『これ、明らかに宇宙人がモデルじゃん!』と叫びたくなるような「石の文明」が、わずかながら存在しているのでは……。最近の取材メモを見返していた僕は、そんな考えに思い至りました。

「宇宙人の素顔」と「石の文明」を両立させたもの……それはつまり

「人面石」!!!!! 

 古代の遺産である人面石こそ、日本人と宇宙人とのコンタクトの証拠となるのでは……?

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※画像:「一支国博物館HP」より

「人面石」といえば、壱岐島の「原の辻遺跡」から発掘されたものが有名。おそらく弥生時代あたりに人工的に作られ、祭祀に用いられていたものかと思われます。今では壱岐が自治体をあげて「人面石くん」というゆるキャラとしてプッシュしまくっております。

 もっとも発掘当初にはムンクの『叫び』に似ていると評判になっただけあって、かなり不気味なご面相……。地球人らしからぬ風貌にも感じますが、まあここまではデフォルメの範囲内と考えてもよいでしょう。

 しかし東北には、もっともっと異様な人面石が存在しています。今回は特に、あまり知られていないふたつの奇石を紹介しましょう。

 

■東北の人面石その1「片倉人面石大明神」

 まずは山形県の「片倉人面石大明神」。超マイナーな神様だけあって、ご存知の方は少ないかと思います。僕も全く知らなかったのですが、たまたま別件の取材中に通りがかり、道端にたたずむ奇妙な存在感に驚かされました。これは2001年、付近でのダム建設中に上流から流れ着いたところを発見され、1年後に安置されたものだそうです。

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 どうですか、この明らかに異星人然とした顔立ち!

 爬虫類っぽくもあれば、スペース・スーツのヘルメットをかぶった状態ともとれます。自然石ではなく、人工的に象られたのは確実でしょうが、いつ誰が作ったのかは一切不明。

 そのフォルムは縄文チックでもありますが、この付近で縄文遺跡が出たという話も聞きません。修験の聖地・出羽三山に近いことを考えれば、開祖である蜂子皇子の異形をモデルに、昔の行者さんが彫ったものでは、とも想像できます。

 ちなみに、この写真の大明神はやけにツルツルしていますよね。もちろん発見時は表面がもっとゴツゴツしており、岩石っぽいテクスチャだったようですが、安置するにあたってキレイに研磨してしまったようです。「なんで古代遺物によけいな手を加えちゃうかなあ!」とも思いますが、ちゃんとした理由があるのかもしれません。もしかしたら、この人面石の元々の「モデル」により近づけるため、あえてツルツル感を出したのでは……。そう考えると合点がいきます。やはりここでも、爬虫類の皮膚、あるいは未来的素材によるスーツの表面といったイメージが想起されるのです。

 しかしなにしろ、制作年代も由来もいっさい分かりませんし、そもそも調査すら行われていないようです。僕も村役場に色々な質問をしてみました。村ではどうやって礼拝されているのか、どのような経緯で大明神として祀られるようになったか、どのようにして発見されたのか、などなど。

 しかし、それらへの返答は全て「あれについては、よく分かりません」「詳しいことは何も知りません」というものばかり……。オカルト脳にこりかたまった僕は(くっ……。この人たち、なにか隠している……?)と勘ぐってしまったのですが、もちろん本当にただ分からないだけでしょう。

 ともかく、この村では川から流れ着いた異形の人面石を、なにか分からないながらも「神様」として礼拝しているということ。それはいったい何故なんでしょう?

 ……こんな仮説はどうでしょう。もしかしたら昔、この土地一帯は、こういう顔をした異星人が存在していたのではないか? その高度な科学力に圧倒された現地民たちは、彼らを神と畏れ敬ったのでは? そして時が流れ2001年、偶然のイタズラで人面石が発見された時、そうした古代の記憶が無意識に蘇ってしまい、思わず祀ってしまった……。ロマンチック過ぎるかもしれませんが、そう考えれば辻褄が合うような気もしてくるのです。

 

■東北の人面石その2「入内の石神様」

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 もうひとつの人面石は青森県にある「入内の石神様」です。インパクト満点の顔は、ちょっとグロテスク。ナウシカに登場する巨神兵も彷彿とさせます。さらに言えば、先ほど紹介した片倉人面石大明神にも似ていますよね? もちろん造形そのものは異なりますが、元となったモデルが同じような気がするのです。例えれば、同一人物を劇画チックに描写したのが石神様で、アニメ的にデフォルメしたのが人面石大明神ではないか、という感じ。

 ちょっとだけこの石神様について説明しておきましょう。大岩の両脇、左眼にあたる部分が天照大神、右眼が月読命(ツクヨミ)をあらわすとのこと。右眼に穿たれた穴に溜まっている水には眼病治癒の霊験ありとされ、かつては月読のヒビ割れから湧水が染み出していたともいいます。

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 元々は江戸時代、ひとりの杣人(樵など山を生活の場とする人)が発見したのが始まりと伝えられています。霊水の効果もあってか、見た目の怖さにも関わらず地域の信仰を集めていましたが、明治に入ったとたん政府から禁教を申し渡されてしまいました。国家神道を統一せんとする時代に、こんなものを石神として崇めるのは淫祠邪教だと判断されたのですね。その後、明治38年になって、神社としての体裁を整えたおかげでようやく禁教を解かれたようです。

 明治初期の廃仏毀釈、民間信仰への弾圧はよく知られたところですが、石神様の信仰を禁じたのは、それだけが原因ではないかもしれません。まさにエイリアンを思わせる造形は、自然石にしては出来すぎです。しかし人工物だとすれば、これだけの大掛かりかつ凝った造形が、当時の技術で作成可能でしょうか? ましてやこの場所は青森県の山奥、現在でも未舗装の山道しか通っていない秘境です。別に青森がド田舎だと言いたい訳ではありませんが、これはいわゆるオーバーテクノロジー。宇宙からの飛来者がもたらしたオーパーツという可能性も十分ありえます。

 しかも両眼にあたる部分は、コンパスを狂わせるような磁気異常を示しているとのこと。これは何かしらの機械であることを示しているのでは? その眼から湧くという病気を治す霊水も、ひょっとして高度な科学薬品だったりして……?

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 ここでひとつの仮説が組み立てられます。「入内の石神様とは、異星人が自らを模して作った巨大ロボットの残骸ではないか!?」という説です。だからこそ明治新政府は、情報の隠蔽を企んだのではないでしょうか。

 とはいえ、巨神兵のような見た目とは裏腹に、恐ろしい制圧兵器の類ではなかったろうと考えられます。それならとっくに青森が焦土と化しているはずですし、軍事利用ができなかったからこそ明治政府も禁教を解いたのです。これは兵器ではなく、治療も行うような平和的ロボット、今でいうPepperくんみたいなものでしょう。

 さて、山形県・片倉の人面石大明神、青森県・入内の石神様というふたつのミステリーストーンから導かれる推論は次の通りです。

 古代の東北には、頭と瞳がやけに大きい異星人がひっそりと存在していた。固体数はごく少数、いやひとりだけだった可能性が高いはず。けっして好戦的ではなく、巨大ロボットとともに平和に暮らしていただけなので、地球の現地人と衝突することもなかった。

 言ってみれば、定年退職した異星人のおじいさんが、東北地方でのんびり余生を過ごしていた……。案外、そんなところが真相ではないでしょうか。

 今回ご紹介したふたつの人面石は、けっしてメジャーに知られているものではありません。逆に言えば、日本にはまだまだ知られざる人面石がたくさん存在するのではないかと思うのです。皆さんから情報をお寄せいただければ、僕の仮説もどんどん補強していくことができます。是非ともご協力くださいませ!

 あなたの地元にも、道端や裏山にひっそり隠された人面石、ありませんか……?

 

※当記事は2015年の記事を再編集して掲載しています。

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文=吉田悠軌

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