衝撃的すぎて“放送禁止”になったXファイルの問題作「Home」30年経った今もなお物議を醸す

画像は「Amazon」より

 未解決事件の謎に挑むFBI捜査官、モルダーとスカリーの姿を描いたドラマ「Xファイル」。1993年の初回放送以来、その奇妙で超常現象的な、そして背筋が凍るような恐怖の描写は、多くの視聴者を魅了してきた。

 トイレから何かが出てくる恐怖(「Flukeman」)、虫に喰い殺される恐怖(「Darkness Falls」)など、理不尽な恐怖がトラウマになっている人も多いかもしれない。しかし、数々の衝撃的なエピソードの中でも、「Home」と題されたエピソードは、あまりにもショッキングな内容から、放送禁止となり、現在でも一部の配信プラットフォームでは視聴できない状態が続いている。

度重なるタブーへの挑戦、そして「Home」の衝撃

 全202話にも及ぶ「Xファイル」は、9シーズンに渡り、宇宙人、連続殺人犯、政府の陰謀、悪夢のような怪物など、ホラーとミステリーの境界線を揺るがすようなテーマに挑戦し続けてきた。しかし、近親相姦と嬰児殺害を露骨に描いた「Home」は、視聴者にあまりにも大きな衝撃を与え、放送禁止という異例の事態を招くことになる。

 脚本を担当したグレン・モーガンとジェームズ・ウォンは、あるドキュメンタリーとチャールズ・チャップリンの伝記からインスピレーションを得て、人間の暗部を容赦なく描き出したという。


投稿者: @gbmusicmaster
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視聴者を恐怖のどん底に突き落とす「ピーコック家」の真実

 奇形の赤ん坊の誕生と埋葬という衝撃的なシーンから始まる「Home」。モルダー(デイヴィッド・ドゥカブニー)とスカリー(ジリアン・アンダーソン)は、ペンシルベニア州の片田舎、ホームと呼ばれる町で発見された赤ん坊の死の真相を追うことになる。

 地元警察官の話から、モルダーとスカリーは、ピーコック家と呼ばれる、朽ち果てた家に住む3人兄弟の存在を知る。近親相姦を繰り返しながら、何世代にも渡って生き延びてきたという不気味な噂が流れるピーコック家。果たして彼らは、今回の事件と関係があるのだろうか? FBIの登場に警戒したピーコック家は、保安官一家を惨殺。その事件をきっかけに、想像を絶する恐ろしい真実が明らかになっていく…。

 30年経った今でも、視聴者にトラウマ級の恐怖を植え付ける「Home」。このエピソードは、私たちに、人間の心の闇、そして「恐怖」とは何かを問いかけているのかもしれない。

参考:Express.co.uk、ほか

※アマプラでは普通に観られるようだ。

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