古代文明が動かしたデカすぎる巨石5選!驚異の偉業は失われた技術を用いていたのか…?
世界各地に残る古代文明の痕跡の中には、何らかの方法で運ばれた1000トンを超える巨大な石が存在する。
私たちの祖先は現代技術なしで想像を絶する偉業を成し遂げ、1000トンを超える巨大な石を動かしたのだ。では、彼らはどのようにしてそれを成し遂げたのか、それは純粋な人力だったのだろうか。それとも、一部の学者が示唆するように、失われた技術を用いていたのだろうか。
多くの古代遺跡を見ると、私たちの祖先は、数トンから数百トン、あるいはそれ以上の重さのある石を使って、驚くべき神殿を建設することに成功している。
常識的に考えると、車輪や滑車などの技術を持たず、長距離にわたって石を運ぶための必要な設備を持たなかった人々にとって、これらの石は重すぎて動かせなかったはずだ。 奴隷労働と輸送だけでは、これらの偉業をすべて説明することはできないように思える。今回はそんな巨石を5つ紹介する。
『ラムセウム』1000トンの巨像
エジプトには数多くの驚くべき古代遺跡がある。その中でもラムセウムは最も魅力的な遺跡の一つと言えるだろう。
現在では、この壮大な彫像の土台と胴体の一部しか残っていない。専門家たちは、ラムセウムの重量は約1000トンであったと推定している。さらに驚くべきことに、この巨大な石は、アスワンからテーベにある安置場所まで、200キロメートル以上離れた場所から運ばれたと考えられている。ラムセウムは、人類が運んだ最大の石の一つと考えられている。古代エジプト人がどのようにしてそれを成し遂げたのかは深い謎のままである。
『メムノンの巨像』1200トンの巨像
エジプトにはもう一つの驚くべき偉業がある。メムノンの巨像は、それぞれが1つの石から彫られたとされる2体の超巨大な像である。これらの像は冬至の太陽の方向を向いている。R.T. グールドは、著書『驚異の書』の中で、これらの像の総重量を1200トンと推定している。
驚くべきことに、これらの像はナイル川を利用することなく、600キロメートル以上も離れたテーベまで陸路で運ばれたのだ。
『バールベックの巨石』1000~1200トンの巨石
もう一つの驚くべき古代遺跡は、レバノンにあるバールベックである。
バールベックの古代遺跡にあるジュピター神殿には、「トリリトン」と呼ばれる長さ約19メートル、高さ4メートル、幅約4メートルの3つの石のグループがある。これらの石は結晶質石灰岩から切り出されたと考えられている。安置場所へ運ばれる前は、1000トンから1200トンの重さがあったと考えられている。これらの石は1キロメートル離れた場所から何らかの方法で運ばれたのだ。その後、神殿の壁に正確に収まるように、石の大きさは小さく調整された。これらの石が古代にどのようにして運ばれたのかは深い謎のままである。
『エルサレムの嘆きの壁』570トンの巨石
エルサレムの嘆きの壁の下層部を形成する巨大な石である「西側の石」も、古代に設置された超巨大な石の一つである。推定重量は570トンで、地球上で最大の建築用石材の一つと考えられている。
『エチオピアの巨石』520トンの巨石
エチオピアにも巨石文明の痕跡がある。
「大ステッレ」、「エザナ王のステッレ」、そして「アクスムのオベリスク」は、それぞれ520トン、170トン、160トンの重さがある。これらの石碑は、約4キロメートル離れた採石場から運ばれた。どのようにしてこれが達成されたのかは謎のままである。
古代文明は現代人では想像もつかないような方法で、巨大な石を運び、加工し、驚くべき建造物を作り上げてきたのだろうか。もしかすると現代の我々も知らない未知なる技術が存在したのかもしれない。
参考:Ancient Code
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2024.10.02 20:00心霊古代文明が動かしたデカすぎる巨石5選!驚異の偉業は失われた技術を用いていたのか…?のページです。巨石、古代文明などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで