凍りつく笑顔で追いかけてくる男「グリニングマン」とは?MIBに紛れ込み… 遭遇事例6選

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 スレンダーマンやシャドーピープルに代表される謎のヒューマノイドの一群がある。その中でもアメリカ国内で少なくない目撃報告があるのが、ニヤリとした笑顔を見せる不気味なヒューマノイド「グリニングマン」だ。

■アンジーの事例

 1994年9月6日の深夜、米マサチューセッツ州レオミンスターの自宅の寝室で眠りに就いていたアンジーは、謎の存在に起こされた。

 目覚めた彼女はハットをかぶった青白く恐ろしい顔の男が威嚇するような笑みを浮かべて彼女を見つめているのに気づき凍りつく。しばらくの間、アンジーは動けなかったが、彼女がついに麻痺を克服した時、男はいなくなったのだ。

■ジェイ・パロの事例

 ラジオ番組のパーソナリティーであるジェイ・パロは1967年5月のある日の早朝、ニューヨーク州北部の自宅の周辺を散歩していた。

 暗い路地を歩いていた彼女は、どこからともなく黒い服を着た女性が近づいてくるのに気づく。

 そして突然、黒いキャデラックがやってきて急停止し、ドアが開いた。中から出てきたのはダークグレーのスーツに身を包んだ東洋人風の男で、不敵な笑みを浮かべていたのだった。

 ニヤっと笑う男は、ジェイの手を握り「私はアポルです」と言った。ジェイによればアポルの手は冷たい死体の手のようであったという。

■クリスティンの事例

 テキサス州西部で育ったクリスティンは、幼い頃からグリニングマンを何度も目撃している。

 最初に見たのは1歳か2歳の時で、家の戸口にニヤリと笑うグリニングマンがよく立っていたのを憶えているという。

 グリニングマンは中折れ帽子を被り、茶色のレインコートと黒いズボン姿で、光沢のある靴と黒い革の手袋を着けていた。

 そしてその顔にはいつもニヤリとした笑みを浮かべていたのだが、友好的には感じられなかったということだ。

■ウッディ・デレンバーガーの事例

 1966年11月のある夜、ウッディ・デレンバーガーはオハイオ州マリエッタの勤務先からウェストバージニア州ミネラルウェルズにある自宅に向けて車を走らせていた。

 どんより曇った空から霧雨が降りはじめ、走行中の高速道路ではウッディの車の後ろをトラックが走っていたのだが、よく見ると、驚くべきことに低空で浮いて飛行しているのだった。

 トラックだと思っていたのは、ライトがついていない木炭色のUFOで、車を停めるとUFOも止まったのだが、路面から30センチほど上空をホバリングしていたという。

 そして次の瞬間、驚いたことに機体のハッチが開き、黒い服を着て「輝く笑顔」を浮かべた男が出てきた。そのニヤニヤ笑いに、ウッディの背筋に悪寒が走ったという。

■マクスウェル一家の事例

 1987年の夏、4人家族のマクスウェル一家は1週間、サンフランシスコとその周辺で休暇を過ごし、友人たちと一緒にメンローパークに滞在して楽しい日々を過ごした。

 無事に休暇を終え、帰路は混雑を避けて夜道を車で走ることにした。

 数時間運転した後、4人家族は空に奇妙な光を見つけた。それは、ビーチボールほどの大きさの緑色の光を放つ球体で、20メートルほど上空を車の走行スピードに合わせて飛行しており、数マイルを一緒に移動したのだ。

 その間、家族は恐怖に襲われることはなくむしろ皆で驚き、興奮のひと時を体験したのだった。

 一家が帰宅した翌日は日曜日で、昼下がりに家族の10代の娘がベランダの椅子に座ってウォークマンで音楽を聴いていると、道路の反対側にいる男性の姿を認めた。

 男は白いシャツを除いて、完全なる黒装束だった。夏の晴れた日だというのに、黒い手袋さえつけていたのだ。そして男が奇妙な笑みを浮かべてこちらをじっと見つめているという事実に気づいて少女は動揺した。

 少女は恐怖に駆られて家の中に戻り、すぐに父親に報告したのだが、父親と一緒に外に出るともう男の姿はなかったという。

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画像は「Unsplash」より

■アリスター・バクスターの事例

 1968年の夏、かねてからネッシーに興味を持っていたアリスター・バクスターは実際にスコットランドのネス湖を訪れ、カメラと双眼鏡で湖の様子を注意深く眺めながら9週間もの長期滞在をはじめた。

 滞在5週間目の夜中、ふと目覚めて湖畔のテントから出たバクスターは、湖の水面から約5メートル上空にフットボールほどの大きさの光るオーブが浮いているのを目撃した。そしてこのオーブは、テントの方にやって来て木々の奥へと飛び去っていったという。

 しかし、これだけでは終らなかった。オーブは突然100メートルも急上昇するとネス湖の方向に戻り、静かな水面の上空でホバリングを続けたのだった。不思議なことに、このオーブを見ているうちに睡魔に襲われたバクスターはテントの中に戻って再び眠りに就いた。

 しかしその翌朝、朝食の直後に黒いスーツを着た3人の男(メン・イン・ブラック、MIB)がどこからともなくバクスターのテントにやって来て、「夜中に何か変わったものを見なかったか」とバクスターに尋ねた。

 バクスターは不穏なものを感じ「何も見なかった」と嘘をついた。

 その真意を知ってか知らずか、3人のMIBのうちの1人がバクスターを見てニヤリと妙な笑顔を見せた。ほかの2人も、その含みのある笑顔を見ていたという。

 笑顔の男はバクスターに向かって「我々は戻ってくるかもしれない」と言うと、3人全員が森の中を歩いて去っていった。

 おそらくバクスターにとって幸いなことに、彼らは二度と戻って来ることはなく、9週間の滞在を終えることになった。ネッシーの痕跡は得られなかったが、謎の小型UFOとMIBの1人であるグリニングマンに遭遇した旅となった。

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画像は「Unsplash」より

 いすれも興味深いグリニングマンとの遭遇体験だが、今後も頻繁に続くようであれば本格的な科学捜査の対象になってくるだろう。光るオーブとグリニングマンの関係も気になるところだ。

参考:「Mysterious Universe」ほか

 

※当記事は2022年の記事を再編集して掲載しています。

TOCANA編集部

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