CIAによる“偽装されたUFO誘拐”の正体──それは心理戦だった?

CIAの極秘文書が示す「偽装されたUFO誘拐」
UFOや異星人の存在をめぐる議論は、これまで幾度となく欺瞞と陰謀に覆われてきた。そんな中、著名なUFO研究者ジャック・ヴァレが入手したある機密文書が、驚くべき事実を明らかにしている。
それによれば、1992年、CIAはブラジルやアルゼンチンといったラテンアメリカの地域で、“UFO誘拐事件”を装った心理戦実験を実施していたというのだ。ヴァレはこの内容を、自身の回想録的著書『禁じられた科学4(Forbidden Science 4)』に記している。
CIAによる心理操作の目的は不明だが、これが現地住民や目撃者たちに“宇宙人に連れ去られた”という強烈な印象を与えるよう設計されていたとすれば、従来の“誘拐事件”の一部は、国家的なマインドコントロール計画だった可能性がある。
特殊効果とマインドコントロールの技術的裏付け
実はこの種の“偽装誘拐”を示唆する証言は以前から存在していた。1990年、ヴァレは米空軍大佐ロン・ブラックバーンとの会談の中で、驚くべき技術の存在を聞かされている。
ブラックバーンによれば、弱い赤外線レーザーやマイクロ波を使うことで、対象者に幻覚や“声”を聞かせることが可能であり、ホログラムによる視覚的演出と組み合わせれば、異常な体験を完全に演出できるという。また、秘密グループ「シークレット・オニオン」によって、こうした技術の運用が進められていた可能性も語られている。
これらの技術がCIAの心理戦実験と結びついていたとすれば、「UFOによる誘拐」は一部において人為的な“演出”だった可能性がある。冷戦期の諜報活動やMKウルトラ計画(CIAによる洗脳実験)を知る者にとって、この展開は決して突飛な話ではないだろう。
誘拐の真偽、そして「異星人接触」の二極化
こうした暴露は、「UFO=地球外生命体による現象」という単純な構図に疑問を投げかける。一部の体験者は、催眠療法を通じて“宇宙人による誘拐”を語るが、その内容には共通点が多く、人工的な“ストーリーの刷り込み”を想起させる部分もある。
たとえば、大学教授だったデヴィッド・ジェイコブズ博士は、多数の被験者に退行催眠を行い、異星人による「強制的な妊娠」や「ハイブリッド児の存在」など、共通する記憶を記録している。しかし、ヴァレは彼の考え方を「侵略妄想的でバランスを欠いている」と評しており、すべてを“宇宙人の陰謀”と解釈するのは危険だと警鐘を鳴らしている。
実際には、友好的なコンタクトを報告する体験者も存在しており、UFO現象のすべてを“恐怖の誘拐事件”として括ることはできない。

虚偽情報の影と、それでも残る“本物の痕跡”
元米空軍の特殊調査官リチャード・ドーティは、自身の任務として「UFO研究者への偽情報の拡散」に携わっていたことを認めている。ドーティのように、意図的に誤った情報を流し、真実から目を逸らさせる“情報操作要員”の存在は、この分野では決して珍しくない。
こうした背景があるにもかかわらず、ジャック・ヴァレをはじめとする多くの研究者は、「現実に何かが起きている」という確信を持ち続けている。UFOの目撃報告、墜落物の回収、異星人との接触証言など、信憑性の高い情報も数多く存在しており、それらを無視することはできない。
元NATO軍事委員会議長で英海軍大将のヒル=ノートン卿はこう語っている。
「我々は長年にわたって、他の文明の存在によって訪問されている可能性がある。これは真剣な科学的調査の対象であるべきだ」
「UFO誘拐」のすべてが真実とは限らない。しかし、すべてが虚構でもない。欺瞞と現実が交差するこの不可解な領域で、我々は何を信じ、どこへ向かうべきなのだろうか。
参考:The Pulse、ほか
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